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その日は結局、飲んだり食べたり遅くまで楽しくお嬢様の合格を祝った。
翌日。
お嬢様は軽い二日酔いになったようで酔い覚ましになると言われているスープを持ってお嬢様の元へ向かう。
「大丈夫ですか?」
「ええ…少しぶどう酒を飲みすぎたみたい」
お嬢様は昨日、久しぶりのぶどう酒=ワインにテンションが上がって早いペースでクイクイ飲んでいた。
それが原因らしい。
「だから止めたのに」
「ごめん…お酒の飲む事自体久しぶりだったからつい飲んじゃった。でもカトリナの体はそんなにお酒が強い体質ではないよね」
「今後、お酒を飲む時はお酒だけではなくお水もしっかり飲んでくださいね。これ、酔い覚ましのスープです」
「ありがとう。今日は制服を見に行く日なのにどうしよう…」
「だから早くスープ飲んでください。その後、少しマッサージもしますから」
「本当に?ありがとう。早く食べるわ」
と食べ始めたがちょっと経って
「このスープ苦いわね」
と言い出した。
「苦い方が効き目ありますよ」
「言うようになったわね。あなたは大丈夫なの?」
「私はジュースでしたから」
「そうだったわね…」
なんやかんや言いながらも完食してくれ、マッサージに移った。
「シシーとアランドレは?」
「特に二日酔いなどは見受けられず今は毎朝のジョギングに行っております」
「私だけ…」
お嬢様は自分だけが二日酔いになった事にしょぼんとしていた。
「オイルつけていきますね」
私はお嬢様のリンパを流しツボ押しもした。
マッサージで少しすっきりしたお嬢様はそのままシャワーを浴びたいと言ったので私はその間に朝食を作る。
昨日はお酒を飲んだので二日酔いになってようがなってなかろうが内臓には負担がかかっているはずだ。
なるべく消化に優しい朝食にしようと思い、作り始めた。
そうして料理が完成し並べていた頃、お嬢様も上がってきた。
「あぁすっきりしたわ。良い匂い〜美味しそう」
「もうできたので座ってください」
「はーい」
お嬢様は一旦家用のドレスを着て出てきた。
そして全員が揃った所で食べ始める。
「皆さん、お酒を飲まれていたので消化に良いものにしました」
「さすがネリア、天才ね」
「ありがとうございます」
「美味しいです」
「今日は制服を見に行くんですよね?」
「そう」
「楽しみですね」
なんだか今までのどの国よりも4人の会話が弾んでいるように思う。
朝食を食べ終わった後、お嬢様が外出用のドレスに着替えるのを手伝い、リストにある制服の公式取り扱い店に向かった。
そこには制服の他にも婦人向けのドレスなどが置いてある。
「いらっしゃいませ。何かお探しでしょうか?」
入ってすぐ女性の店員が声をかけてきた。
「あの今度ヘルムード学院に入学する事になりまして。ここで制服を取り扱っていると聞いて」
「あら!ヘルムード学院の学生さんね。あそこは難しいって有名なのよ。あっ制服ね。では色々採寸されてもらっても?」
「はい」
それからメジャーを使って採寸が行われた。
「うん、採寸は完了です。あとヘルムード学院の制服は意外と自由度が高くて裏地とかは自由に選べるんですけどどうします?他の学生さんは好きな色にしたりしてますけど」
店員さんは見本をたくさん見せてくれた。
「ちなみに私のおすすめはこれです。とっても可愛くなるんですよ」
「じゃあそれでお願いします」
「はい。分かりました」
「ちなみにいつ頃できますか?」
「そうですね。ヘルムード学院の場合は特殊な加工をしなければならないので大体1週間は頂いています」
「そうなんですね」
「ちなみにお代は?」
「基本的に受け取りの際に頂いてますが、大体20万ウォードくらいですね。それと大体皆さん夏用と冬用2着作られますね。特にヘルムード学院の制服はローブのようで長いですから暑いんですよ」
ウォードというのはシスカ公国のお金の単位の事で物価は前世とそんなに変わらない。すなわち20万円という事だ。
「そうなんですね。では夏用と冬用で2着お願いします」
「かしこまりました。では少し延びまして10日ほど頂きます」
「分かりました。10日ですね。10日後にまた受け取りに来れば良いんですか?」
「はい。お待たせして申し訳ありませんが、よろしくお願いします」
「こちらこそお願いします」
と注文をして店を出た。
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