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それからの怒涛の3日間だった。
「さぁ荷造りをしなきゃね」
その言葉通り荷造りをし、いらないものといるものを分けさらには会う事はできないがクライドさんやソンナさん、いつも行く修道院、屋敷の皆にも感謝の手紙を書いていた。
それを勉強と両立しながらやっているのだからすごい。
最後にフェルソニー様にも行ってきますと手紙を書いて旅立つ準備を進める。
3日後、迎えた出発の日。
朝から屋敷の使用人達が荷物を積み込むのを手伝ってくれたりした。
その間、お嬢様は使用人達1人1人に感謝の手紙と簡単なお菓子を渡して回っていた。
会えない人達にはもう先に手紙だけ出してある。
そして荷物を詰め込み終わり、出発の時間となった。
「叔父様、今まで本当にありがとうございました。叔父様のおかげで楽しかったです。これ、お手紙を書きました。もしよろしければ受け取ってください」
「ああ。ありがとう。あっちでも頑張るんだぞ」
「お兄様の事もよろしくお願いしますね」
「できる限りの事はする。カトリナはそっちに集中しなさい」
「ありがとうございます。行ってきます」
「行ってらっしゃい」
「行ってらっしゃいませ」
今までと違って見送りは屋敷の人達のみだったがそれでも見送りがあるというのは嬉しい。
シスカ公国までは5日ほどかかるがこれも今までとは違って途中で宿に泊まる以外、どこにも寄らずにまっすぐシスカ公国へ向かった。
「コクルト国ではあんまりお菓子作りできなかったわね。もう少しお兄様にも手作りのお菓子召し上がって欲しかったわ」
そう言うお嬢様の瞳は悲しそうだ。
「そうですね。でもその分、シスカ公国ではいっぱいしましょう。それにシスカ公国は気候が良いと聞きました。きっと美味しい果物がたくさんありますよ」
「そうね」
今までとは違って、なんとも寂しい道中だった。
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