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それはとある日の日刊紙に大々的に報じられた。
『隣国との緊張状態は我が国の宰相が原因か!?カドーニ王国の事件事件にも関与の可能性』
この見出しに驚きを隠せない。
まだカドーニ王国の何の事件かは分からないがその答えはすぐに分かった。
屋敷にフェルソニー様がやって来たのだ。
「今朝の記事は見たか?」
開口一番にそう言った。
「これですか?」
お嬢様も大々的に報じられたその記事を見せながら言う。
「そうだ」
「これはどういう事ですか?カドーニ王国での事件というのはもしかして…」
「その通りだ」
その瞬間、私達は息を呑む。
「ではこの記事は事実という事でよろしいのですね?」
「僕達の調査で分かった事だ。カドーニ王国での女性傷害事件やカトリナが誘拐されそうになった件も全てこの国の宰相と繋がりがあった」
「そうですか。それで?逮捕は出来そうなんですか?」
お嬢様は冷静だった。
「やけに冷静だね」
「冷静ではありませんよ。内心はすごく驚いていますが驚きすぎて顔に出ないだけです」
「ふっ。そうか」
「でも国のトップに近い方を逮捕するとなると大変でしょう?」
「まぁね。でも近いうちに解決すると思うよ」
その言葉通り、翌日の日刊紙には
『急展開!宰相が一連の関連を認め裁判へ!国民裁判の可能性も』
これを見た私達はタイトル通りの急展開に思わず目を見合わせた。
「叔父様、これはどういう事ですか?」
「うん?ああ、見たのか。見た通りだよ。いや〜こんな事になるなんてびっくりだよなぁ」
「叔父様、知ってましたね?」
「いや、いや。知らなかったよ」
明らかに焦っている。
「まぁ良いです。いずれにしても解決して良かったです」
「そうだな。さぁ朝食を食べよう。これから数日執務が忙しくなるから一緒に食べられないからな」
「そうなのですか?」
「この事でな」
「ああ。ご苦労様です。私にもできる事があったら言ってくださいね」
「ありがとう」
朝食を食べ終えてお嬢様の出勤前の準備を手伝う。
「早すぎるまさに急展開でしたね」
「ええ。でもさすがお兄様だわ」
「そうですね」
私もこの日、出勤すると日刊紙の話題でざわざわしていた。
「これどうなるんだろうなぁ。国を守る立場の人間が国を危険に晒すなんておかしな話だよな」
「本当何考えてるんでしょうね。上の人間の考えてる事はまったく理解できません」
「私達が理解しようとしても無駄よ。実際にその立場になってみないと分からない事ってたくさんあるから」
「確かに」
そうしてしばらく説明を求める声や責任を問う声で国内がざわざわしていたためとうとう国王が声明を出す結果となった。
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