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「ネリアちゃん仕事で疲れてるのにごめんね」
「いえ。それで話とはなんですか?」
「今度、俺と一緒にサーカスを観に行かないか?」
「サーカス…ですか?」
「うん。実は知り合いから有名なサーカス団の公演チケットをもらったんだけどペアなんだよ。俺、行く相手もいないし騎士団のむっさい男同士で行くのもなんだかなって感じだし」
「お嬢様は?」
「カトリナちゃんはエイブリーが誘うって言うから。それなら俺はネリアちゃんだなって思ったんだけどどうかな?」
「いいですよ」
「本当に?」
「はい」
「ありがとう。じゃあまた連絡する」
その日の夜。
「フランさんから誘われた?」
「はい。お嬢様もですよね?」
「ええ。なんかサーカスのチケットもらったけど行く人がいないって困ってたから私が提案したの。今まではサーカスなんてなかなか行った事がなかったし気になるじゃない?」
「確かに少しだけ」
「そうでしょ?楽しみね。何着て行こうかしら」
お嬢様はウキウキ話すがなんだかいつもよりテンションが高そうだ。
「いつもよりなんだか嬉しそうですが、何か良い事でもあったんですか?」
「気づいちゃった?実はもうすぐボーナスが出るの。いや〜何しようかしらね」
「ボーナス!?」
「そうよ。前に騎士団長さんがここはホワイトだからと言っていたけど本当だったのね。ボーナスなんて本当に久しぶりだわ」
「食べ歩きも良いわね…あっでも少し遠出するのも良いわね」
などとお嬢様はボーナスを何に使うかぶつぶつ呟きながら考えていた。
数日後。
今日は4人でサーカス団の公演を観に行く。
朝から準備をしフランさんとエイブリーさんの迎えを待つ。
「変な所はないかしら?」
「ええ。とてもお綺麗です」
コンコン。
「お迎えが参りました」
とナビナさんの声が聞こえた。
「ありがとう。今行きます!」
お嬢様が急いで返事をし2人で部屋を出る。
玄関ホールではすでに2人が待っていた。
「こんにちは」
「今日はお誘い頂きありがとうございます」
「こちらこそ受けて頂きありがとうございます。行きましょう」
「はい」
そうして4人でサーカスへと向かった。
「あれ?あれ?チケットどこにやったっけ?」
とフランさんがポケットを探り始める。
どうやら入るために必要なチケットがないようだ。
明らかに焦っている。
「そんな事もあろうかと僕が持ってきました。寮の机に置き忘れていましたよ」
エイブリーさんが自分のポケットからチケットを4枚取り出した。
「あっエイブリー〜サンキュー」
フランさんが感極まって抱きつきそうなのはエイブリーさんが止める。
こんな時まで2人は良いコンビだ。
どうやら2人は騎士団の寮に住んでいて部屋も同じなんだそうだ。
「やはりお2人は良いコンビですね」
席に着いたお嬢様が言う。
「本当、俺もそう思ってる」
フランさんがロランさんと肩を組む。
「やめてくださいよ」
「え〜なんで〜?」
「そういう所がウザいからです」
「ふふっ」
私達は小さく笑った。
「面白い?」
「僕から見ればお2人も良いコンビですよ」
「うん、確かに」
「えっ?」
「確かにネリアはずっと私の事を支えてくれているので感謝しています」
「お嬢様…」
ジンと来てお嬢様の方を見るとニコッと笑った。
「良い関係性ですね」
「そうだな」
そんな話をしているとサーカスのショーが始まった。
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