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ばぁばと孫の転生日記  作者: うらか
コクルト国へ

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翌日もパン屋に出勤する。

「昨日は休んでしまってすみませんでした」

「いやいや、無事誕生日は祝えたかい?」

店主であるエコピットさんにはお嬢様の誕生日である事を伝えておいた。

「はい。ありがとうございました」

私が頭を下げると

「じゃあさっそくで申し訳ないんだけど配達行ってきてくれる?」

「はい」

さっそく仕事がきた。

もうパンの配達は私の仕事のようになっており配達先の人達とも顔見知りになっている。

「配達で〜す。こんにちは」

「はいはい。そこに置いて置いてくれる?」

「分かりました」

「いつもありがとうね。はい、これ代金ね。そしてこれも」

差し出されたのはパンの代金とアメ。

「いつもありがとうございます。またよろしくお願いします」

配達先は民家からレストラン、職場など様々だ。

配達先では

「こんにちは。配達です」

「は〜い」

次の配達先はレストランだ。

裏口から厨房に入り声をかける。

「今日もありがとうございます」

いつも受け取りに来てくれるのは見習いコックのセージさん。

よく食材を運んでいて今も食材の箱を持っている。

「こちらこそいつもありがとうございます」

「これ、代金です」

代金を受け取る。

「今日も忙しそうですね」

自分から話しかける。

「はい」

「おい!セージまだか?」

「は〜い!今行きます!すみません」

セージさんは軽く頭を下げて仕事に戻って行った。

「ただいま帰りました」

配達を終え、パン屋に戻るとちょうどフランさんがパン屋に来ていた。

「お〜ネリアちゃん」

「フランさん!いらっしゃいませ。こっちに来るの珍しいですね」

「いや、時間ができたしちょうど昼休みだからたまにはこっちに来てみようと思って。それにネリアちゃんに話もあったんだけど混んでて今は無理そうだな」

確かに私が配達に出た時より混んでいる。

「とりあえずお会計しますか?」

「ああ」

見ると会計に誰もいなかったのでレジに立つ。

「仕事、何時に終わる?」

「詳しい時間は分かりませんが大体夕方頃には」

「分かった。じゃあその頃にまた来るよ」

「でもお忙しいのでは?あれでしたら私が騎士団に伺いますか?」

「それはありがたいけどそんな重大な話でもないしどっちかと言えばプライベートの話だし。やっぱり俺が待ってるよ」

「分かりました」

すばやく会計をしながら小声で話す。

この世界にはスマホのように簡単に瞬時にやり取りできるものは発達していない。

あることにはあるが、高価な魔石を使わなければならず公式的な組織の連絡や本当に緊急時以外は使わないのが普通だ。

「またね」

「ありがとうございました。またお越しください」

フランさんは会計をし店を出て行った。

(プライベートの話ってなんだ…?)

私は悶々としながらその日の仕事をこなした。

ここまでお読み頂きありがとうございます。

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