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2話 誕生

モンストとNARUTOのコラボはアツい(30連済)

停滞。


転生の始まりは思い返してみればその二文字だった。


その後の出来事から推測するに、おそらく腹の中にいたのだろう。

それ以外ありえないが。


少し、思い出してみるか。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

一定のリズムで音振動を感じた。


ドクン。

ドクン。


おそらくBPMは80ほどだった。


次に身の回りに液体があるのを感じた。

熱くもなく、冷たくもない。

底しれない心地よさがあった。


眠っているのか、起きているのか、時間はどのくらい立ったのか、曖昧だった。


ある日、その中で体を動かしてみた。

しかし何も起こらなかった。

叫んでもみた。


もっとも、周りが液体なので音などするはずがなかったが。



停滞。



しかし平穏とも取れるその日々は永遠に続くわけはなかった。



圧迫。



いきなり世界が自分を排除しようとしてるかのような感覚。

とりあえずその圧力から逃れようと必死になってもがいてみる。


寒い。今までなかった感覚だ。

直後今までに感じたことのないような何かに包まれる。


眩しい。どうしようもない。


苦しい。耐えきれなくて叫ぼうとする。

今度は声が出た。


とりあえず命の危険はなさそうだ、と根拠がないのに勝手に安心して周りの状況を確認する。


日本語らしき言語が聞こえる。


「ヒューバート。」


いろいろな声でそう言っているのが聞こえる。

自分の名前だろうか。


しかしなんだか異様に体がだるい。


睡眠不足の時と同じ感覚なのかわからないが、とにかく体が睡眠を必要としているのがわかった。


そして俺の意識は飛んだのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして今に至るわけだが、今、我が人生最大の危機に瀕している。

それは、



不快感。



説明しよう。

前世では赤子の頃の記憶がないのでおむつがどのようなものか知らなかった。

しかし、今世では赤子の頃から意識がはっきりしてしまっている。

そして考えることがあまりない。

つまりおむつの不快感がえげつなく鮮明に感じることができてしまうのだ。


衛生的な環境で暮らしていた元日本人にはきつい。

転生の唯一のデメリットかもしれん。


まあしかし生まれてからおそらく何ヶ月かたったので親の会話などからいろいろな情報が手に入った。

日本語が使われているので簡単だ。良かった。

まあ日本語じゃなかった場合は術式解析を使ってみる良い機会だったかもしれないがね。


情報を整理すると以下のようになる。

・自分の名前はヒューバート(愛称がヒュー)。

・ここはビャッコ村という村。

・親はフローラ(村長の娘)とバートン(元冒険者で村の警備隊の隊長)。

・村長は自分のお祖父ちゃんにあたり、村民から慕われているそう。

・最近、鋼鉄(メタル)系のモンスター(例:鋼鉄蜥蜴(メタルリザード))が急に姿を表すようになったらしい。

・森の奥から謎の振動が起こるようになったらしい。(多分地震)


ここから推測すると、おそらく我が家は村の中だと上流に位置する可能性が高い。


よっしゃ。親ガチャ成功。


モンスター。冒険者。


この2つの単語を聞いただけでオラ、ワクワクすっぞ。

異世界に来てよかったと改めて感じられる。


しかし、年齢が低いので自由度も低いのが大変だ。

この暇な時間をどうにかして魔法とかが使えるか、とか術式解析の練習などに使えないものか。

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