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自分で創った世界に転生しました  作者: TEL
魔法アカデミー編

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32/40

弟子をとる気はないです

 ラトゥーニ君にはあれから会わなかった。というか転移魔法で直接研究室と寮を行き来していたので会うわけもなく、なんと二年生です。

 無事実践授業で素晴らしい成績を残した私は単位を取得し特待生のまま進級です。

 ちなみに魔塔主から未だに誘われ続けているが全て無視している。


 最近、お気に入りのお昼寝スポットができまして、学舎近くの木の上が心地よい。

 今日も今日とてお昼寝をしていたのですが、うるさいなぁと思って目を開けてみたら。あらびっくり、近くで喧嘩がおきているではありませんか。

 まぁ、喧嘩というより二対一の一方的なもの。すぐ収まると思って寝直そうとしていたが、なかなか収まらないしなんならヒートアップしてもっとうるさくなったので流石に止めに入った。


「おい、うるさいぞ。喧嘩するなら魔法戦でしろ、そっちの方が単位貰えるぞ」

「あぁ?なんだお前急に上から来やがって!関係ないだろ!」

「お、おい。この人、最速特待生の二年生じゃないか?」

「えっ、嘘だろ」

「ほら、灰色の髪に緑の目だ」

「うわぁ!に、逃げるぞ!」


「緑の目って、幅広すぎだろ。てか、最速特待生て。……おい、大丈夫か?」

「……すみません、助けてもらって」

「なぜやり返さなかった?お前の方があの二人より魔力が多いじゃないか」

「俺、上手く、魔力使えなくて、」

「それでやられっぱなしということか」


 茶髪に緑眼、しかも深い森の色だ。こんなにも自然色と近い色を持っているのに勿体ない。

 髪や瞳の色が自然色に近いほど強い魔法士や魔術師になれる。魔力が多くなるケースが多いからだ。

 大きな括りで言うと空や海の青色、森の緑と茶色、炎の赤、宇宙の黒や月の色もだ。


(まぁ、この身体の瞳は緑の中でもエメラルドグリーンだから森とは程遠い色だがな)


「魔力が多いのなら使わなければ勿体ないぞ。使えるようになってあの二人を魔法戦で倒せば、単位取得にも繋がる」

「でも、魔力の使い方、分からなくて」

「……手を出してみろ」

「えっ?」

「はやく」


 そう言って彼が出した手を取る。彼の中の魔力に合わせながら、自分の魔力を送る。

 恐らく魔力の流れというものが掴めていないのだろう。なので魔力の流れを感じさせる。


「不思議な感覚」

「これが魔力だ。これを使って魔法や魔術を使う。ま、術式の方が簡単だろう。術式を描いてやるからそこに魔力を流してみろ」

「これに、さっきみたいに?」

「そう」


 空中に浮かばせた魔術式に魔力を流させる。その瞬間、炎の矢が現れ真っ直ぐ飛んでいく。

 そのままだと危ないので、飛んで行った先に水球を出し矢を取り込んだ。


「これが魔術だ。魔術なら術式を覚えれば今みたいに使える。術式を覚えるのは少し難しいかも知れないが、魔力、使えるようになったろ?」

「はい、!」

「このアカデミーは魔法や魔術のことならなんでも教えてくれる。もちろんその他もな。学んで、あいつらなんてすぐに倒しちまえ。俺は昼に毎日あの木で寝てるから、魔法戦に勝ったら報告に来い。待っててやる」

「できるでしょうか、」

「俺が魔力の流れを直々に教えてやったんだ、やらなきゃ許さん」

「は、はい!」

「ふっ、じゃ頑張れよ。そういやお前名前は?」

「シュウラン・グレドです」

「そうか、グレド。報告待ってるからな。そんじゃ俺は用事があるからこの辺で」


「あっ、名前、聞きそびれちゃったや……」




 時は流れ、すっかり涼節である。東大陸は暖節、暑節、涼節、凍節の四気候がある。

 あれ以降グレドが何かされているところを見ていないが、報告にも来ていない。まぁ何もないことはいい事である。あんなこと言ったが別に魔法戦で喧嘩して欲しかった訳では無いし。

 そんな事を考えながら今日もいつもの木でだらだらしている。そろそろ凍節に入り寒くなるので外に出るのは辞めようかな。

 それとも気温保持魔法を結界に合体させて自分の周りだけ暖かく……ふむ、これは新しい研究対象だ。

 いい研究課題が見つかり満足していると遠くからグレドの声が聞こえてきた。


「師匠ー!」


 はて、師匠とは誰のことだろうか?私?なわけ、

 ここには私しか居ないが私はグレドの師匠では無い。きっと聞き間違いだろう


「師匠ーー!」


 聞き間違いじゃないな。なんで師匠って呼んでんだ?名前で呼べば……あっ、

 そういやあの時名前教えてなかったな。呼び方が無くて仕方なくあれで呼んでるのか?にしたって別においそこの二年!とかでもいいのに。


「師匠!俺、魔法戦で勝ちましたよ!魔術を使って!」

「おめでとう、素晴らしいじゃないか。それで、その師匠って何?」

「あっ、師匠の名前分からないので、俺に魔力の使い方教えてくれたし、師匠でいっかなって」

「そうだよな、俺が名前言わなかったのが悪いよな……俺の名前はウルだ。だから師匠ともう呼ぶな」

「でも、俺!ウルさんの弟子になりたいです!弟子になって魔術を教えてもらいたい!」

「教諭達に教えてもらいなさい」

「ウルさんが師匠がいいんです!おれ、ずっと呪術しか使ったことなくて、でもここは魔法アカデミーだから、魔力で魔法か魔術を使わないとなのに、呪力以外の使い方わかんなくて」

「呪術?お前呪術使ってのか?」

「あっ、えっと、そうです」

「……薄々思ってたんだが、お前どうやってアカデミーに入ったんだ?」

「……それは少し裏技で」


(入学前の論文の題材はなんでもいい。そして入学試験の内容は変わってなければ、武器を使わず遠距離で的を壊すこと)


「……まさか」

「……ウルさん、弟子にしてください!」

「断る」


西大陸は涼節と凍節だけで涼節八割の比較的涼しく住みやすい大陸です。ただフォッツは北側の国なので凍節の時は普通に雪が降って寒いです。周りの森も雪まみれ。

ちなみに北大陸は凍節と暖節で基本的に寒い

南大陸は暖節、涼節、暑節で暖かめ。

西には暖かいという感覚が無いです。凍節時は冬眠する種族も多々います。

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