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LAST OF THE WORLD 世界の変革者たち  作者: とりのす日記
第一部
17/19

知己

〜フェンリル王国・騎士団・〜昼

フリーズ「では本日はこれにて解散としましょうか」

各隊長が定例会を後にする。

ジン「バレット今いいか?」

バレット「あぁ」

ジン「昨日の異変だがやはり・・・」

バレット「おそらくな、」

ジン「・・・」

バレット「焦る必要はない文献通りさ。フェンリル祭までこれ以上異変が起こらないことを祈ろう」

ジン「あぁ、だが」

バレット「ジンにはすまないと思っている。だから君には今を幸せに過ごしてほしい」

ジン「バレット・・・」

バレット「これからのことは全て俺に任してくれ」

フリーズは出て行った。

バレット「また君との時間を作るよ、すまない」

バレットは出て行った。



〜フェンリル王国・市街地〜昼

ジン『今を幸せに過ごしてほしいか・・・バレットは私が大儀を全う出来ると思い人選した。その期待に答えなければいけない。私があれを食い止めるため変革を起こすために。そしてみんなが幸せに生きるために』

ジン「心ではそう・・・分かっているのに・・・」

ミュール「ジン!こんなところで何してるの?」

ジン「ミュール」

ミュール「落ち込んでるでしょう!」

ジン「なっ!いきなりなにを」

ミュール「ジン・オスカーバン、私の騎士団に入隊した時の同期で今はジン小隊の隊長。騎士団団長のバレット団長と付き合って早数年、好きな食べ物は私は作った特性オムライス、仕事が大好きで、以外に顔に出やすい」

ジン「おいおい」

ミュール「ジンはいつもそうだよね、何かあると自分で抱え込んで、しかも顔に出やすい」

ミュールはジンの顔に近づき目を見て言った。

ミュール「ことがことならさら!」

ジン「ビリーやナナにも言われるし、ミュールまでにも言われるとは私もまだまだだな」

ミュール「あの2人は色々おかしいと思うけど、私は清純派、ジンとは長いからね!」

ミュール「なに悩んでるのよ・・・教えてくれないと思うけど」

ジン「・・・、やっぱりね言うだろう」

ミュール「やっぱりね、ってなに私の言うことを予想してるのよ!」

ジン「私もミュールのことは分かるぞ」

ジン「ミュール・ムール、私の騎士団同期で一番最初に出来た友達で今はロバーツ隊副隊長、好きな食べ物はケーキ、以外に責任感が強くてロバーツ隊から好かれている」

ミュール「もう私のはいいから!」

ジン「ハハハ」

ミュール「もう」

ジン「ミュールはずっとミュールだな」

ミュール「当り前じゃない」

ジン「私は変わってしまったな・・・」

ミュール「ジン?」

ジン「・・・」

ミュール「ジ、ジンは昔から変わってないよ!今もそう!これからも!」

ミュール「それじゃあいけないの?」

ジン「・・・なぁミュール伝えたいことがあるんだ」

ミュール「ねぇジンはそれでいいの?それが真実だとして!本当にそれで!」

ジン「古文書にはそう記されていた。実際に事が起こっているのも事実。それを止められるのは私しかいないんだ」

ミュール「でも・・・そんなの間違ってるよ!」

ジン「・・・」

ミュール「もし・・・もし・・・それが本当なら・・・ううん・・・違う・・・」

ミュール「私探してくる!他の方法を!」

ジン「無駄だ、私たちだって探した」

ミュール「でも!」

ジン「でもじゃないんだ!・・・」

ミュール「ジン・・・だったらわ・・・」

ロバーツ「おいミュール」

ミュール「ロバーツ隊長・・・」

ロバーツ「今緊急で隊長副隊長に招集がかかった」

ミュール「今からですか?」

ロバーツ「あぁ・・・ん?ジンもいるのか」

ジン「あぁ」

ロバーツ「騎士団に来い」

ジン「分かったすぐに行く」

ロバーツ「俺は名指しで招集されていてな、先に行くぞ」

ロバーツは騎士団に向かった。

ミュール「ジン」

ミュールはジンに抱きついた。

ジン「ミュール・・・」

ミュール「私の本当の気持ちはジンとこのままずっといたい、一緒におしゃべりして任務して買い物して・・・ずっと・・・ずっと」

ジン「・・・」

ミュール「おかしいよバレット団長・・・なんで?なんでジンにそんなことを・・・愛し合ってるんでしょ、まるで・・・」

ジン「やめてくれ・・・ミュール」

ミュール「ジン・・・」

ジンとミュールは顔を合わせた。どちらも頬から涙が溢れていた。

ミュール「おかしいよ・・・みんな」

ジン「あぁ・・・そうだな・・・」

ミュール「ジン・・・」



〜フェンリル王国・騎士団〜昼

バレット「すまない先ほどまで定例会をしていたというのに再度集まってもらって」

ミュール『・・・あれロバーツ隊長がいない・・・』

バレット「集まってもらった理由としては周辺諸国からの緊急の情報でエッシェル・ジ・クロックスが何者かによって殺害されたという情報が入った」

辺りがざわめく。

ジン「!」

バレット「流石に隊長副隊長は全員知っていると思うが、フェーン大陸を東西南北にわけ4つの方角で盗賊をまとめる頭取がいるわけだが、その中のフェンリル王国が属する東側の頭取が殺された訳だ」

バレット「誰に殺害されたかは不明だが、早速クロックス盗賊から離反したものが各地で盗みをしている情報も入ってきている。組織をまとめる頭がいなければ動きもがさつになり、盗賊の動きが活発になる」

ジン「・・・」

バレット「これからフェンリル王国騎士団としても周辺の見回りの強化を図っていきたい」

ライク隊長「いや俺らが動く必要もないだろう」

セスフ副隊長「クロックスが殺されたのは驚いたが何もそこまでする必要は・・・」

マルア隊長「狙うなら腐敗だらけのこんな所よりもうちょっとまともな所を狙うだろう」

ライク隊長「ハハハ」

バレット「口を慎め、これは命令だ」

マルア隊長「じゃあこれは騎士団に忠実なやつらがやればいいだろう」

ライク隊長「そうだよなロバーツ?ってあれいないのか」

バレット「ロバーツ隊長は野暮用で欠席だ」

ミュール『あれでもさっき騎士団に行くって言っていたはずなのに?どこ行ったんだろうロバーツ隊長』

マルア隊長「ほらな、あいつも分かってるんだやるだけ意味ないって」

ガブ隊長「すまないが俺は帰るぜ」

バレット「・・・そうだな邪魔者は差去れ、騎士団には不要だ」

続々と隊長副隊長が出ていく。

バレット「他に去るものはいないか」

フリーズ「以外に残りましたねバレット団長」

バレット「フッ、篩に掛けれたと思えれば好都合だ」

ジン『・・・あれほどの男が殺されるとは・・・しかもこのタイミングか・・・』

バレット「すまないが残りの者で対策を考える」

一同「はっ」

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