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LAST OF THE WORLD 世界の変革者たち  作者: とりのす日記
第一部
11/19

ジン小隊初陣

〜フェンリル王国・ジンハウス〜夜

ジン「2人ともいいか?」

ビリー「嫌だ」

ジン「すまないが私と明日任務についてほしい」

ビリー「無視かよ」

アン「何の任務ですか?」

ジン「以前ビリーとアンで盗賊の撃退に行ってもらったのは覚えてるか?」

アン「はい、捕まえず注意して終わった任務ですよね」

ジン「その盗賊達がまた悪さをしていてな。今度は注意ではなく捕まえに行く」

アン「それって、」

ジン「あぁ」

ビリー「まぁ仕方ないよな。一度注意しても懲りなかったんだしな。自業自得だ」

ジン「残念だがこれ以上騎士団とし見過ごす事は出来ない」

ナナミ「みんな何の話しているの?」

ジン「ナナミいい所に来てくれた。明日任務に出るんだがナナミも行けるか?」

ナナミ「もちろん!ってあれそういえば」

アン「どうしたんですか?」

ナナミ「4人で任務に行くの初めだね!」

ビリー「言われてみればそうだな。アンが入隊して、ジン小隊として任務につくのは初めてだな」

ジン「確かにそうだな・・・」

ビリー「ある意味ジン小隊初陣だな」

ナナミ「やった!初陣だ」

ジン「初陣か。面白いな」

アン「何か初陣って響きいいですね」

ジン「とりあえず明日は早いから今日は早く休んでくれ」

ナナミ「はーいじゃあお先に!」

ジン「私も」

ナナミとジンは自室に戻った。

アン「では僕も」

ビリー「アン!」

アン「どうしたんですかビリーさん?」

ビリー「ナナミはこの国の暗い所・・・だから捕まえた盗賊達の処罰を知らない。だから下手な事は言わないでくれよ」

アン「拷問か死刑ですよね」

ビリー「あぁ、あと奴隷とかもあるぞ」

アン「・・・」

ビリ「ヤバイ所に来たと思ってるだろう」

アン「ま、まぁ・・・でも・・・」

ビリー「でも?」

アン「でもバレット団長とジンさんならこの国を変えれる、そう思います。」

ビリー「バレットにも会ったんだよな」

アン「えぇ」

ビリー「大きな口を叩いて実際騎士団団長に上り詰めたんだからな。全くよくやるよ」

ビリー「まぁ俺らは陰ながらジンをサポートして平穏な日常を掴もうぜ。ナナミは悲しむ事のない世界を」

アン「えぇ、必ず・・・」

ビリー「とりあえずはジンに迷惑をかけずに行こうか」

アン「じゃあ僕は寝過ごさない様に先に寝ますね」

ビリー「俺は一杯飲んでから床につくか」

アン「迷惑かけずって言っておきながら、寝坊とかしないで下さいね」

ビリ「分かってるよ!」

アンは自室に戻った。




〜フェンリル王国・ジンハウス〜朝

ジン「よし後はビリーだけか」

ビリー「いやー遅れてすまねぇ」

ジン「全く」

アンは冷ややかな目でビリーを見つめていた。

ビリー「許してくれよ。今朝起きてこれの手入れしてたんだ」

ビリーはピストルをチラつかせた。

ビリー「任務前にしっかりと手入れをする必要はあるだろう?」

ジン「日頃から手入れしておけばいいんだ」

アン「ピストルはカッコいいですね!ビリーさん!」

ビリー「”ピストルは”余計だ」

ジン「まぁとりあえず揃った事だし任務に向かうぞ。全員必ず無事に帰還すること。」

アン•ビリー•ナナミ「はい!」

ジン「ではジン小隊出陣する」

ナナミ「そういえば何の任務なの?」

アン•ジン•ビリー「えっ」


〜フェンリル王国・近隣〜朝

ナナミ「任務任務任務!」

ビリー「おいそんなに張り切ると盗賊とやりあう前からバテるぞ」

ナナミ「そんときはビリーおじちゃんに助けてもらう」

ビリー「あのなぁ…」

ジン「ナナミ。私たちがいるが、任務はいつ不測の事態が起こるか分からない。遊びじゃないからな、その辺はちゃんとスイッチを切り替えるんだ」

ナナミ「はーい」

ビリー「全くジンとナナには素直なんだから」

ナナミ「そんなことないよ!アンチェインお兄ちゃんにも素直だもん」

ビリー「アンチェインか…懐かしいな…」

アン「アンチェインってのは?」

ナナミ「元々ジン小隊の副隊長だった人!」

アン「へーそんなんですね」

ナナミ「今はね旅に出てるの!」

ジン「そうだな…元気にしてるといいんだが」

ビリー「・・・」

アン『あれジンさんもビリーさんも元気がない…何かあったのかな』

ナナミ「早く帰って来て旅のお話聞かせてほしいな・・・」

アン「そういえば今副隊長ってビリーさんなんですか?」

ビリー「おれはな、」

ジン「副隊長だ」

ビリー「勝手に割り込むな。副隊長になった覚えないんてない」

ジン「仕方ないだろう、副隊長がいないと小隊として認められないからな。それに副隊長同意書にサインも、もらったしな」

ビリー「あれはって、、、酔い潰れてるときに書かせたサインだろう!?」

ジン「小隊存続のためだ・・・やもえん」

アン「中々荒れてますね」

アンは笑いながら言った。

ジン「私を悪者扱いしてるが、ビリーは私に隊長と副隊長を兼任させようとしてきたんだぞ」

アン「えぇ・・・」

ビリー「大前提4人しかいない小隊に隊長と副隊長がいる必要があるか疑問に持ってな・・・いっそのこと隊長1人でも問題ないと閃いたんだ」

アン「かっこよく言ってますけど副隊長の仕事したくないだけじゃ・・・」

ビリー「・・・」

アン「でもビリーさんが副隊長の仕事をしている姿が想像できません。何かされているんですか?」

ビリー「・・・副隊長会議」

ジン「毎回欠席してるだろう?」

ビリー「・・・俺は任務をこなして、その分対価の報酬をいただけたらそれでいいんだ!」

アン「うわっ!開き直った!」

ジン「全くビリーは、、、」

ナナミ「でもビリー副隊長は似合わないよね!」

ビリー「こらー!ナナミ!」

道中4人は会話をしながら目的地に向かった。




〜フェンリル王国・郊外〜昼

ビリー「あれだ」

前回と同じく獣道を抜けた所に盗賊達はテントを建てていた。

アン「前来た時と同じですね。またテント建てられてますね」

ビリー「懲りないやつらだな」

ジン「じゃあ道中で行った打ち合わせ通りに」

アン•ビリー•ナナミ「はい」

ジン•ナナミは左から、ビリー•アンは右から獣道から飛び出し盗賊に奇襲をかけた。

見張り番「敵襲!」

見張りの盗賊が叫びテントの中から盗賊が出てきた。

ジンは白槍でビリーはピストルでアンは剣でナナミは魔術で対抗した。


ジン「風陣」

ジンの周りを風のベールが包んだ。

ジン「風天」

ジンが白槍を正面に突き、盗賊は飛ばされた。


ナナミ「エレファントファー!」

水で出来た象を前方に突進させた。

ナナミ「いけー!ゾウさん!ゴーゴー!」

魔術で出来た水象は縦横無尽に前進し、当たった盗賊を吹き飛ばしながら進んだ。


盗賊C「怯むな!騎士団に捕まったら後がないぞ!」

ビリー「ピスターボルト!」

盗賊C「うぅ・・・」

雷の魔術を宿した銃弾が盗賊をダウンさせて行く。

ビリー「だからチャンスをやっただろう・・・馬鹿どもが」


倒しても倒しても盗賊は出てきた。

アン「何か前よりも盗賊たち増えてないですか?」

ビリー「おそらく別の盗賊団と混ざったんだろうな。前来た時より少し顔ぶれが変わってる」

アン「よく覚えていますね」

ビリー「まぁな、消えたやつはいるからそいつらが新しい人生を送っていることを祈るよ」

アン「そうですね」


盗賊Aは小さな声で盗賊Bに言った。

盗賊A「おいっあの方に伝えろ!」

盗賊B「へい!」

盗賊Bが茂みの中に入っていた。

ジン「ビリー!」

ビリー「あぁ分かってるよ!」

ジンとビリーはそれを見過ごさなかった。

盗賊A「行かせるか」

盗賊Aがビリー目掛けて小刀を投げたが、ビリーはナイフで簡単に弾いた。

ビリー「あまいっての」

ビリーも茂みの中に入った。

ジン「アン一旦こっちに」

アン「はい!」

右陣営がアン一人になり、ジンは左陣営にアンを呼んだ。

盗賊D「うぉぉぉ」

盗賊がアンに向かって突撃してきた。

アン「僕だって」

アン「」

アン「刃断」

盗賊D「バタ…」

アンは刃に心術を集め、それを解き放ち空気波を放った。

アン「ふぅ…」

ジン「アンやるじゃないか」

アン「ジンさんに言われて修行を諦めずに行ったおかげです!まだまだ練習が必要ですが」




〜フェンリル王国・郊外〜昼

一方ビリーは盗賊Bを追っていた。

ビリー「どこに行きやがった」

ビリーは一旦茂みから飛び出し辺りを確認した。

ビリー「あれは」

一つポツンとテントが建っていた。

ビリー「恐らく盗賊達のテントだよな・・・助けを呼びにきた又は宝を隠しにきたって所か?」

ビリーは辺りを警戒しながらテントに近づいた。

バタッ・・・・

テントの入口から先程逃げた盗賊Bが仰向けに倒れてきた。

ビリー「なんだ…」

盗賊Bは脳天を貫かれ息絶えていた。

ビリーはピストルを構えテントに臆さず入った。

そこには一人の青年がいた。

ビリー「動くな」

ピストルを構えるビリーに青年は動じずビリーの方を向いた。

ビリー「何だか知らねーが、仲間割れだったら大人しくぅぅ!」

青年はビリーに向かって腰に差していたスティレットを出し、目にも止まらぬ早さで近づいた。

パンッ!パンッ!

ビリーは青年に発砲したが、全て避けた。

シュンッ

青年はビリーの眉間をスティレットで刺そうとしたが、危機一髪でビリーが横に飛び、攻撃をかわした。

ビリー「あぶねーな・・・」

青年はビリーの方を向いたが、そのままテントから出た。

ビリー「くっそいったいなんだっだ」

ビリーはテントと盗賊の遺体を調べ始めた。




〜フェンリル王国・郊外〜昼

アン「とりあえずこれで終わりですかね」

ジン「そうだな」

ナナミ「ふぅ…疲れた」

ジン「ビリー遅いな…」

アン「確かにそうですね」

ジン「様子を見てくるからナナミとアンはここで待っていてくれ」

アン「はい!」




〜フェンリル王国・郊外〜昼

ジン「ビリー大丈夫か?怪我はないか?」

ビリー「あぁ俺はな」

ジン「一安心だ。で、ここで何があった?」

ビリー「謎の青年に襲われたって所だな」

ジン「謎の青年・・・」

ビリー「恐らくそいつもその男にやられたんだと思うぜ」

ジン「脳天をひとつきか・・・抵抗する暇も与えなかった感じだな」

ビリー「あぁ俺も殺す気だったっぽい。細い金属刃・・・スティレットで俺の脳天も狙ってきたからよ。これで打っても全部かわされ、危うく俺もこの場でご臨終していたよ」

ジン「ビリーと同等のスピードか」

ビリー「いやそれ以上だ。一見お前の風陣より早かった。心術なのかすらも分からが、とりあえず化け物じみてたよ」

ビリーはその場に腰を落とした。

ビリー「その攻撃は何とか避けたが、その後も連続して刺しに来られたらまずかったな」

ジン「ってことは来なかったのか」

ビリー「あぁ俺の方に向いたんだが、無視してテントから出ていきやがった」

ジンは頭を下げながら言った。

ジン「すまない。ビリー一人に行かせてしまって・・・」

ビリー「気にするな。お前の好きな不測の事態の斜め上のいっただけだ。もしもの時は俺も本気になってたよ」

ジン「ありがとう」

ビリー「あとこのテントの中を探したんだけどよ、特に金目の物も出てこなかったぜ。謎の青年が持ち帰ったのか、元々無かったのか分からんが」

ジン「そうか・・・元々ここに彼が何しに来たかが気になる所だな」

ビリー「あぁ、そういえばこいつに指示をしていた盗賊がいたな。そいつに聞けば何かしっているかもな」

ジン「そうだな・・・一旦この件はバレットに報告するよ。今はこの周辺からは撤退した方が良さそうだ。後アンとナナミにはこの件は黙っておくよ。心配かけたくないしな」

ビリー「あぁそうしとけ」

ビリーは立ち上がった。

ビリー「それよりナナミとアンが心配だ。戻るか」

ジン「そうだな。急ごう」




〜フェンリル王国・郊外〜夕方

ビリーとジンはアンとナナミの所に戻り、倒した盗賊達をロープでくくり、逃げられない様にした。その後ビリーは一旦フェンリル騎士団に向かい、盗賊達の運搬を依頼した。

騎士団A「盗賊数の合計は30名だな」

ジン「あぁ・・・」

騎士団B「全く初めから捕まえてくれればいいものの」

ジン「彼らの今回の処遇は?」

騎士団B「さぁな。だがカクセス様が物が足りないって言ってからな」

ジン「そうか」

騎士団B「俺たちの知った話じゃないしどうでもいいがな」

ビリー「まぁ、さっきの件と遺体はバレット団長までな」

騎士団A「あぁ分かったよ」

盗賊達を馬車に乗せ、騎士団は先にフェンリル王国までの帰路についた。

ジン小隊もそのままジンハウスに戻った。




〜フェンリル王国・ジンハウス〜夜

ジン「いやみんな今日はありがとう」

ビリー「全くだぜ。報酬はたんまりくれよ」

ナナミ「ナナミ疲れた!」

アン「ナナミの魔術は凄いな。あのエレファントファーだっけ?」

ナナミ「そうでしょ!」

ナナミ「ナナお姉ちゃんに教えてもらったんだよ!」

アン「ナナミはすごいな」

ナナミ「アンお兄ちゃんだって刃断とってもかっこよかったよ!」

アン「もっと練習しなくちゃだけど」

ナナミ「そういえばあの盗賊さん達はどうなるの?」

ジン「あぁ・・・しっかりと罰を受けて反省するまで牢屋での暮らしになるな。ただ反省さえすれば、次の場所で新しい生活を送れるようになるんだ」

ナナミ「じゃあいつかナナミたちとも会うかも知れないね!」

ジン「そうだな・・・」

ビリー「まぁ将来ナナミも牢屋で反省生活してるかもな」

ナナミ「なんでナナミも牢屋で反省生活するのさ!」

ビリー「俺の事を馬鹿にするから」

ナナミ「えぇー!じゃあビリーおじいちゃんだって副隊長なのに副隊長の仕事してないから反省生活いきだね!」

ビリー「おいそれとこれとは違うだろう!」

ナナミ「違わない!」

アン「違わないです」

ビリー「お前ら2人とも反省生活行きだ!」

ジン「まったく・・・」

ジンは3人の会話を微笑みながら聞いていた。

ジン『謎の青年か・・・私がいる間に解決したものだな』

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