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毒を食らわば  作者: 紗羅
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7

「誰だよ、こいつ」


悠斗が私の小学校に転校してきて早々に私の護衛であることを公表した。その時のアルの顔は今でも笑える。いつものエンジェルスマイルが般若になった。顔面崩壊してますよ。


「悠斗君。私の新しい護衛」

「へぇ、護衛な。なら、放課後、椿の道場に来い。俺より弱いやつを置くつもりはねぇ。」

「ちょっと、アル君。君何言い出してんの。第一君格闘出来ないじゃん。」

「あ?俺の護衛と戦わせる」

「君の護衛ってアロンソさん?あの人執事じゃん」

「あいつは何でも屋みたいなもんだからいいんだよ」

「そう。じゃなくて、悠斗君とは駄目だよ。危ないし。それに何で私の家なの」

「お前の家しか道場ないから」

「それにしたってね」

「うるさい。アロンソは大人だ。同等じゃなくて、認められるようなレベルかどうかだ。奴に認められないレベルならいない方がましだ」

「そんな、勝手に」

「いえ、椿様。エドワード様の言う通りです。護衛対象に守られるような護衛ではいけませ。それに、信頼がなければお互いうまくいかないでしょう。お受けいたします。」

「悠斗君が言うなら仕方ないから、まあいいけど。」





てな、訳で

チキチキ椿護衛 悠斗君 VS アル君護衛 アロンソさんの決闘です。

ここで、始める前にアロンソさんのご紹介


アロンソさんはブロンドの髪に優しげな表情を崩さない執事服の似合う本物の執事さんです。セバスチャンと呼びたい。ちなみに年齢は37歳、妻子持ちのダンディな方。アル君には超厳しいけど、私とはお茶のお菓子をいつもくれるいい人。近くにいると、いい匂いがして、落ち着きます。

アロンソさんの体は見たことありませんが、脱ぐと凄いらしい。(メイド情報)


ちなみに悠斗君はよくわからないので後で聞きます。なんでもおじいさまの知り合いの子供らしく、実力の程もさっぱり。

なので、密かに楽しみです。



「それでは、始め」





結果、

悠斗君は、手も足も出ませんでした

全ていなされて、アロンソさんは片手しか動かさずに終わりました。


「アロンソさん。どうでした?」

「どうでしょう。年の割りにはなかなかだと思いますが、あまりにも‥‥‥。」

「?」

「そうですね。及第といった所でしょうか。優秀だと思われますよ。後は体が成長し、力がつけば良くなるのではないでしょうか。」

「そっか。なら、良かった。アル君、これでいい?」

「ああ。悪かったな、椿。今日はこれで帰る」

「うん」


そして、アッサリ帰っていった。何なんだろう、二人とも。 悠斗君も佐藤さん(椿の家の執事長)に連れていかれちゃったし。






「アロンソ」

「気に食わないですね。恐らく実力はあるでしょう。ですが、それよりも、この私を試しました。生意気ですね。」

「椿の助けになるか」

「どうでしょうね。ああいうのは自分の認めた者しか守らないでしょう。あの椿様をあの程度の餓鬼が見定めると?気に入りません。」

「何かあれば、お前が椿を守れ。お前は優秀なんだろう。」

「はい。かしこまりました。しかし、あの顔何処かで・・・」


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