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RETURN: EDEN  作者: Eishun
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第5話:静心茶と知識神トート、そしてペンを盗む黒猫

「RETURN: EDEN」をお読みいただきありがとうございます!これは私が初めて世に送り出す物語です。笑いと、ちょっとした驚きをお届けできれば嬉しいです。どうぞお楽しみください!

長老ヴァエレンが現れたのは、アエリアの純金製のカルマのタブレットがコールの鼻先まであと3センチに迫った、まさにその時だった。

「やれやれ子供たちよ、やめなさい!」

白髪の魂の管理者は、そっと袖を振った。心地よい量子風が吹き抜け、アエリアの周りに立ち昇る燃えるような殺気を即座に吹き飛ばした。長老は長いひげを撫で、下界での70年間にわたる浮き沈みの激しい人生を完全に終えたばかりの5人の子供たちを、満足と誇りに満ちた目で見渡した。

「地球サーバー2026での君たちの旅の全容は、すべて見ていたよ。困難に耐え、最後の一息まで責任を背負うという教えを、君たちは見事にやり遂げた。特に、何千もの命を救う慈善基金を自発的に設立したことは、元のチャレンジシナリオの枠を超えた偉大な功徳だ!」

ヴァエレンは微笑み、羊皮紙の本を開いて軽く叩いた。

「戦場での馬のクソ事故による古い借金は、正式に完全に消去された。さらに、8万カルマポイントのボーナスがパーティーのアカウントに直接振り込まれた。管理委員会は、君たちが天界で丸3日間、完全にリラックスするための特別な休暇を与えることを決定した。存分に食べて、遊んで、スキンを買って、自由を楽しんでおいで!」

「ヤッターーーーー!」

最初に飛び上がって大騒ぎで歓声を上げたのはジビーだった。小柄な彼女はすぐにオルロの襟首を掴み、中央の商業エリアに向かってズルズルと引きずっていった。

「行こう、オルロお兄ちゃん!1万カルマポイントあれば、月の宮殿で9千年の桃と天の川の白玉団子のビュッフェを貸し切りにできるよ!今日はカウンターがぶっ壊れるまで食べ尽くすんだから!」

オルロは引きずられながらも、慌てて近眼鏡をしっかり押さえた。

「ちょ、ちょっと待って、ジビー……僕はまだ本屋に寄って、最新版のステルスソフトを買わなきゃいけないんだから……」

一方、コールはご機嫌で隆起した上腕二頭筋を曲げ、すきっ歯を見せて豪快に笑い、栄光の闘技場に向かって重い足取りで大股に歩き出した。

「最高だぜ!24Kの金メッキが施されたローマの剣闘士の鎧セットと、ファイヤードラゴンの皮のふんどしをすぐに買って、派手に街を歩き回らなきゃな!おいオリン、銀の指輪ありがとな、親友!俺はまだここにつけてるぜ、ハハハハハ!」

オリンは口の端に残っていた光子を拭き取ったばかりだったが、コールが再び指輪の話をするのを聞いて身震いし、もう少しでまた激しく嘔吐するところだった。

隣に立っていたアエリアは腕を組み、冷たい鼻息を長く吐き出すと、さっと顔を背けた。彼女の頭上のオーラは、恥ずかしさと怒りでまだ薄紅色に点滅していた。オリンは頭を掻き、前に出て話しかけてなだめようとしたが、アエリアは半秒たりとも振り返ることなく、高貴なリゾートエリアに向かって真っ直ぐに大股で歩き去っていった。

グループ全員が散っていった後、長老ヴァエレンはゆっくりと近づき、オリンの肩を軽く叩いた。

「今のは、お主にとって少し心理的ショックが大きすぎたかな、オリン?」

オリンは長いため息をつき、両手で顔を覆った。

「魂を半分に引き裂かれて、ネズミ捕りの強力接着剤でくっつけられたような気分ですよ、長老……70年間、俺は全力を尽くし、自分は食べずに節約して誰かに貢いできたのに、その相手が2メートルの筋骨隆々な男だったなんて……この心の傷を抱えて、どうやって生きていけばいいんですか?!」

長老ヴァエレンは優しく笑い出し、首を振った。

「宇宙には常に、独自の奇妙な鍛錬の方法があるものだ。だが、お主はとてもよくやったよ、オリン。お主の友人たちが休暇を楽しむのに夢中になっている間、お主一人にちょっとした頼み事があるのだが」

長老は袖の中からキラキラと輝く翡翠の箱を取り出した。中には、心地よい青紫色の煙を放つお茶の入った急須が収められていた。

「これは量子静心茶――天の川の霧から淹れられた最高級のお茶だ。お主に、この箱をエジプト神話セクターにある多次元アレクサンドリア図書館複合施設に持っていき、知識と記録の神トートに私からの挨拶を伝えてきてほしいのだ」

オリンはまばたきをして、興味津々に聞いた。

「トート神ですか?エジプト神族の歴史を記録している、あのトキの頭を持つ神様のことですか、長老?」

「まさにその方だ」――ヴァエレンは頷いた――「最近、エジプトセクターの記録データに少し不具合があってな。トートは古代のテキストを照合するために、昼夜を問わず働かなければならないのだ。お主はあそこへ行って彼を手伝ってやりなさい。見聞を広めるための散歩だと思ってな」

長老の手から翡翠の箱を受け取ったオリンは、無人の量子電車に乗り込み、五色の雲を抜けて猛スピードで進み、エジプト神話セクターに入った。

ここの光景は息が詰まるほど壮大だった。巨大なクリスタルの大ピラミッドが無重力空間に浮かび、眼下をうねるように流れる黄金色に輝く光のナイル川の光を反射していた。電車は多次元アレクサンドリア図書館の門の前に停車した。それは、電子回路のようにきらめく古代の象形文字が彫られた何千もの石柱を持つ、記念碑的な建造物だった。

図書館の大広間に入ると、オリンの目に飛び込んできたのは、見渡す限りの高さの本棚で静かに回転している、何万もの光り輝くパピルスの巻物と記憶の球体だった。

しかし、その厳粛さとは裏腹に、中央のデスクエリアでは、トート神――トキの頭を持ち、多焦点ルーペをかけた博識な学者の姿をした神――が頭を抱え、苛立たしげにくちばしでカチャカチャと机を叩いていた。

「まったくクソ忌々しい!あの猫から一秒たりとも目を離せないとは!」

オリンは忍び寄り、軽く咳払いをした。

「偉大なるトート神、ごきげんよう。私はヴァエレン長老の弟子であるオリンです。言いつけ通り、静心茶を贈り物として持参いたしました」

トート神は驚いて顔を上げ、目の多焦点レンズでオリンを素早くスキャンし、救命浮輪を掴んだように歓声を上げた。

「おお、あのヴァエレンの使いか?いいところに来たな、小僧!この年老いた体では対処しきれない大災害に直面しているのだ!」

オリンは困惑した。

「はあ?あなたのような博識な知識の神を困らせるようなことって何ですか?」

トート神はため息をつき、古代文字の迷宮の奥深くへと続く黒い石の門を怒りっぽく指差した。

「ずる賢い猫の生き物が、ここに遊びに来ておってな。あの小娘は、私の起源の光のペンがキラキラと光っているのを見ると、それを奪い取り、古代文字の迷宮の奥深くへと飛び込んでいったのだ!困ったことに、あの保管エリアはエネルギーセンサーのエラーが発生していて、自動で薙ぎ払うレーザートラップが張り巡らされている上に、床は油をまいたようにツルツルなのだ!この華奢な老いた鳥の頭でそこに入ったら、足を滑らせて翼を折ってしまう!中に入って、私のためにペンを取り戻してくれないか?」

「床がツルツル」という言葉を聞いて、オリンの目は突然輝いた。

東京での70年間、彼は幼い頃の馬のクソのトラウマから、滑りを避ける反射神経を神のレベルにまで鍛え上げてきたのだ。新宿の交差点の真ん中で、水たまりを正確に避けて自転車でジグザグに走ることに比べれば、レーザートラップのある量子の滑る床なんて何でもない!

「どうかご安心を。滑りを避けることにかけては、俺の専門分野です!」

オリンは深呼吸をし、黒い石の門を真っ直ぐに通り抜けて前へ飛び出した。

ヒュン!ヒュン!

古代文字の迷宮に足を踏み入れた途端、セキュリティシステムが作動した。真っ赤なレーザーの弾幕が空間を交差して掃射し、磨き上げられた花崗岩の滑りやすい床は、縦横に連続してスライドしながら動いた。

廊下の突き当たりでは、エメラルドの目を持つ真っ黒な猫が、光るペンをくわえ、尻尾を振りながらオリンに挑戦的な細目を向け、その後サッと姿を消した。

「そこに止まれ、このイタズラ猫め!」

生存本能が呼び覚まされ、オリンはフィギュアスケーターのように、滑りやすい床の上を素早く滑った。彼は空中で3回宙返りをして2本の致命的なレーザーを正確にかわし、崩れ落ちる石板の下を体を長く伸ばして滑り抜け、そして180度ジャンプして壁をまっすぐ蹴って加速した。

馬のクソを避ける反射神経を持つ魂と、お茶目な神の猫との息詰まる追跡劇が、エジプト神族の何千年もの歴史を持つ廃墟全体を混乱に陥れ始めた……。

作者より:日本語は母国語ではないため、至らない表現や誤字脱字があるかもしれません。温かい目で見ていただけると嬉しいです。もし気になる点があれば、優しく教えていただけると励みになります。ご感想・ご指摘・お仕事のご相談などございましたら、こちらまでお気軽にご連絡ください:eishun.sensei.eden@gmail.com 最後まで楽しんでいただけますように!

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