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RETURN: EDEN  作者: Eishun
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第30話:亡き者の遺産と、まだ果たされぬ誓い

多次元トランジットステーション(ネクサス・ヴォイド)の賑やかな交差点の真ん中に立ち、オリンは戸惑いながら特別パスをくるくると回し、あらゆる色で点滅する何千もの空間標識を前にして目を回していた。

「カイラス山の座標……ヒンドゥー教の領域の座標はどの分岐にあるんだ?33番ゲートか、それとも108番ゲートか?!」

頭を掻きむしりながら途方に暮れていると、オリンは突然、バター、ハーブ、そしてサトウキビの強烈に甘い香りが空気に広がっているのを嗅ぎつけた。振り返ると、そこには丸々とした福々しい体つきで、見事なルビーピンクの象の頭を持つ神が、うず高く積み上げられたモーダクというお菓子の箱を嬉しそうに抱えて歩いているのが見えた。

象の頭を持つ神は、片手に宝石をちりばめた通行券を持ち、108番の多次元空間ゲートに向かって悠々と歩いていた。

オリンは金脈を掘り当てたように喜び、小走りで駆け寄って恭しく手を合わせた。

「あの……仙人様、こんにちは!シヴァ神に謁見するために、カイラス山へ向かう道を教えていただけませんか!」

象の頭を持つ神は立ち止まり、長い鼻を微かに揺らしてお菓子の匂いを嗅ぎ、その小さな目は鋭くも優しい光で輝いた。

「おや?小僧、カイラスへ行きたいのか?我はガネーシャ――知恵と障害を取り除く神である。天界のグルメストリートに立ち寄って、父上シヴァと母上パールヴァティーに捧げるお菓子を買ってきたところでな。これから神聖な雲に乗って家に帰るところなのだ!」

そう言いながら、ガネーシャはオリンの頭上をちらりと見た。真っ赤な「-30,000 カルマ」の数字が激しく点滅しているのを見て、彼の鼻はピクピクと動き、クスクスと笑い出した。

「おやまあ……この3万ポイントのカルマの借金、どこかで見覚えがあるぞ!お主、3回の暴君の人生で大暴れ(戦犯プレイ)して、長老ヴァエレンに罰せられたばかりの小僧だろう?まあよい、どうせ家に帰る途中だ。この神の雲に乗って、少しの間一緒に来るがよい!」

「おお、ガネーシャ様、ありがとうございます!」オリンは喜んで五色の浮き雲に飛び乗った。

ビューーッ!

神の雲は光の速さで時空の層を駆け抜け、銀河の霧をかき分けて、神秘的な雪のヒマラヤ山脈の方向へと真っ直ぐに飛んでいった。

道中、ガネーシャは香ばしいモーダクの箱を気前よく開け、オリンに一つ渡して好奇心から尋ねた。

「なあ小僧、お主は訓練プロセスを台無しにした罪で、エデンの間でアエリアにボコボコにされたという噂だぞ。一体下界でどんなくだらない真似をして、スコアをそんなに悲惨に落としたのか話してみなさい」

心を許されたように、オリンはお菓子を噛みながら顔を覆い、鬱憤を晴らすように一気に語った。

「ひどいもんですよ、神様!俺は長老の命令で、チームメイトの進歩のプレッシャーを作るために『起源の悪役』になったんです。なのに、最初の人生では5万の軍隊を送って牛小屋を平らにして、自ら飛び降りてケツを槍に刺して死ぬし、2回目の人生では税金を搾り取って民衆を丸裸にした後、500キロの金の下敷きになってぺちゃんこになるし、3回目の人生では72時間のライブショーを開いて元老院の議員全員を膀胱が爆発し、腸のガスが爆発し、脳の血管が切れて全滅するまで聞かせるし……。さっき花果山に行って孫大聖に『反逆の気骨』の教訓を教えてもらったばかりで、次はカイラスに行ってシヴァ神の『破壊』の哲学を学びたいんです!」

ゴホッ……ハハハハハ!

その話を聞いて、ガネーシャ神は丸いお腹を揺らして笑い、鼻からお菓子のクズを吹き出した。

「おお神よ!王国全体を脱税のためのヌーディストビーチや腸が爆発するサーカスに変えた暴君とは、まさに前代未聞だな!父上がこの話を聞いたら、さぞかし呆れ返るだろうよ!」

ひとしきり笑った後、ガネーシャは悠々とアムリタの水を一口すすり、その目は深みを帯び、ゆっくりと説明し始めた。

「小僧よ、お主が我が父上を尋ねたのは正しい道じゃ。定命の者たちはしばしば、破壊を生命を滅ぼす残酷で悪意に満ちた行為だと誤解している。しかし、我々の領域の宇宙観において、破壊とは『愛と再生の至高の体現』なのだ!」

彼は、遠い宇宙で爆発している古い星を指差した。

「見てみなさい。もし種が殻を破って古い形を破壊することを拒んだら、どうやって青々とした大樹が芽吹くことができる?もし無知に満ちた腐敗し利己的な秩序が排除されなければ、どうして完璧な新しい世界が生まれることができる?我が父上のタンダヴァの踊りは、残虐な獣性を満たすためのものではない。それはすべての幻影、偏見、そして空虚なエゴを焼き尽くし、新しい命が芽吹くための意識の土壌をきれいにするための神聖な踊りなのだ!」

彼はオリンを真っ直ぐに見つめ、象の牙で彼の胸を軽く叩いた。

「真の悪役とは、優越感に浸るために悲惨さを撒き散らす者ではない。他者の弱さを焼き尽くすために破壊の炎を身にまとうことを受け入れ、安全な殻を打ち砕いてより偉大なバージョンへと生まれ変わることを彼らに強いる者のことなのだ!」

ガネーシャの一つ一つの言葉は、冷たくさわやかな水のようにオリンの意識に真っ直ぐに注ぎ込まれた。彼は、盲目的な破壊と宇宙の啓蒙的な破壊との間にある、計り知れないギャップを突然悟ったのだ!

ゴゴゴゴ!

神の雲はゆっくりと高度を下げた。二人の目の前に、威厳あるカイラス山が何千層もの白い雲の間にそびえ立ち、その銀色の雪は神聖なオーラの下で輝いていた。無限の宇宙の威厳のオーラが、一万マイルの空間全体を包み込んでいた。

ガネーシャは雲から飛び降り、オリンの肩を叩いて最後に忠告した。

「着いたぞ、小僧!父上は山頂で静かに座禅を組んでおられる。私の教訓を思い出し、言葉に気をつけろ。そして何より……絶対に父上を怒らせるな。もし第三の目が少しでも開いたら、お主の魂は量子ダストに変わってしまうからな!」

オリンは深呼吸をし、拳を強く握りしめ、黄金の光で燃え盛るカイラスの雪峰を見上げた。至高の破壊神シヴァとの、心を揺るがすような謁見に足を踏み入れる準備は万端だった!



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