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RETURN: EDEN  作者: Eishun
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第11話:プロメテウスとシックスパックの松明、そして真理の教え

「RETURN: EDEN」をお読みいただきありがとうございます!これは私が初めて世に送り出す物語です。笑いと、ちょっとした驚きをお届けできれば嬉しいです。どうぞお楽しみください!

最後の吹雪を乗り越え、オレンとゴルムは聖なる峰にある温かく輝かしいオーラに満ちた古代の石の祭壇に足を踏み入れた。山のふもとの荒れ狂う吹雪とは完全に切り離された静寂の空間の真ん中で、質素な灰色の外套を羽織った白髭の賢者が座禅を組み、手には赤々と燃える松明を掲げていた。

彼の威厳ある背中を見るや否や、オレンは即座に片膝をつき、目を輝かせて歓声を上げた。

「あれは…崖の民の伝説に伝わる偉大なる火を盗みし者、プロメテウス様だ!」

隣に立っていたゴルムはそれを聞いて激怒した。2メートルの巨人は腰に手を当てて顎を上げ、毛むくじゃらの手を振り回して、太い声でオレンの顔に真っ直ぐ怒鳴りつけた。

「雪で目が凍っちまったのか?!あの外套とオーラを見ろ!どう見ても、我々谷の民の神話に登場するムスペルヘイムの火をもたらす使者じゃないか!」

「お前の方こそ盲目だ!」オレンは飛び起きて言い返した。「うちの村の古代の書物には、あの方が雷の空の頂から火をもたらす神だと明確に記されている!」

「でたらめを!何千世代にもわたって語り継がれてきた我が祖先の石碑には、あの方が極寒の北の領域の出身であると断言されている!」

二人は聖なる峰の真ん中に立ち、手足を振り回して15分間も激しく言い争った。一方は部族の奇跡を証拠として持ち出し、もう一方は氏族の誇りにかけて胸を叩いて誓い、あわやまたしても胸ぐらを掴んで乱闘になりそうだった。

石の祭壇に座っていた賢者は困惑して何度か咳払いをし、顔を真っ赤にして口論している二人の「未来の弟子たち」を無力に見つめた。彼はゆっくりと立ち上がり、微笑みながら空間全体に響き渡る温かく深い声を出した。

「子供たちよ、分かるか?同じ一つの炎、同じ一つの存在が目の前に立っているというのに、山頂から見る者はこの名前で呼び、谷から見上げる者は別の名前で崇めている。どちらも間違ってはいない。だが、お主たちはどちらの名前が真理であるかについて言い争うために時間を無駄にしている」

賢者は二人の目を深く見つめた。

「創造主は決して単一のレンズに自らを当てはめることはない。この宇宙は万物の多様性ゆえに偉大なのだ。お主たちが相手の立場に立ち、狭い執着を捨てて互いを理解する方法を知った時のみ、この炎は啓蒙の使命を完全に発揮するだろう」

彼の言葉の一つ一つが、温かいお湯の柄杓のように意識に真っ直ぐに注ぎ込まれ、オレンもゴルムも呆然とし、恥ずかしそうにうつむいて黙り込んだ。

しかし、賢者が松明を前に出して授けようとした時、その厳粛さは突然……崩れ去った。

オレンとゴルムは揃ってその神器をまじまじと見つめた。上の黄金の炎は燃え盛っており、非常に神聖であったが、長さ1メートルの灰色の石の柄の部分全体が、筋肉隆々のシックスパックの胴体、血管の浮き出た隆起した上腕二頭筋、さらに下部には非常に野蛮に見える濃いひげの二つの筋まで浮き彫りにされて鋳造されていたのだ。

背筋が凍るほど馴染みのある感覚がオレンの心に再び湧き上がった。彼は頭を掻き、ためらいがちに尋ねた。

「あのう……この時代の啓蒙の神器って……どの松明もこんな風にボディビルダーみたいなシックスパックの筋肉質なデザインなんですか?」

ゴルムも眉をひそめて顎をさすり、不機嫌そうな顔で文句を言った。

「この松明の柄、イライラするほど粗野だな!貴族の美的センスの欠片もない!」

賢者は固まった。彼の唇の神聖な笑顔は歪み、額には巨大な汗の粒がダラダラと流れ落ちた。彼は気まずそうに松明を見て、ため息をつきながら説明した。

「実は……数万年の間、これはただの質素な枯れ枝だったのだよ、子供たち……どういうわけか、今朝目が覚めると、木が自然にこの筋肉質の石の塊に変わっていたのだ。おまけに、時々祭壇を揺るがすほどのいびきまでかく始末で……私もかなり戸惑っているのだ……」

彼が言い終わるや否や、彼の手にある松明が突然激しく震え、寝言のように太い声でブツブツと文句を言った。「ふん……誰だ、松明を持ちながらパパの大胸筋をそんなに強く揉んでるのは……」

ゴルムは火傷でもしたかのように驚いて手を離し、オレンは好奇心から石の筋肉を指でツンと突いてみた。すると即座に松明の柄が震え、より大きないびきで応えた。

「突くのをやめろ!くすぐったい……ヒック……」

「プロメテウス様、あなたの松明……誰かの魂が取り憑いたりしてるんじゃないですか?」オレンは手を引っ込め、顔を真っ青にした。

賢者はこめかみをさすり、無力なため息をついた。

「私にもよく分からんのだ、小僧。おそらくこれは、この宇宙の無生物でさえ、いつかは自然に自分が最も望む姿を見つけるだろうというサインなのだろう」

その奇妙なディテールは無視して、オレンとゴルムは前に歩み出て、4つの手が共に柄に触れ、聖なる炎を高く掲げた。魔法のような温もりが即座に爆発し、千年の氷をすべて払いのけた。

二人が踵を返して山を下りようとした時、賢者が突然呼び止めた。その目は少し遠く、果てしない地平線を見つめていた。

「子供たちよ……お主たちが今受け取った炎は、私の手だけから来たものではないのだ。それは、ずっと大きな光の源から抽出された小さな欠片にすぎない。その源はあまりにも巨大で、私でさえその真の姿を完全には見たことがない。おそらくいつの日か、お主たちが十分に遠くまで旅をした時、自らその答えを見つけることになるだろう」

オレンとゴルムは顔を見合わせた。その言葉の深い意味を完全には理解できなかったが、それでも二人は恭しく頭を下げてから、足早に山を下りていった。

オレンの胸の中で、黄金色の量子エネルギーが明るく輝いた。起源の記憶の最初の断片が正式に解放されたのだ。最も偉大な真理とは、一つの視点を押し付けることではなく、生存の温もりを共に生み出すための、多次元的な寛容と理解の中にあるのだと!

作者より:日本語は母国語ではないため、至らない表現や誤字脱字があるかもしれません。温かい目で見ていただけると嬉しいです。もし気になる点があれば、優しく教えていただけると励みになります。ご感想・ご指摘・お仕事のご相談などございましたら、こちらまでお気軽にご連絡ください:eishun.sensei.eden@gmail.com 最後まで楽しんでいただけますように!

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