第四集
「 」
K。
わたし。
………。
「自己紹介」
わたしを紹介してみよう。
羽ペンを片手に、心を躍らせた。
どんなことを書こうか、どんな表現があるのだろうか。
そんなことを考えているうちに、わたしは羊皮紙を持っていないことに気づいた。
「恐ろしい」
おそろしいもの。
わたし自身は、わたしを見て嘲笑った。
何とくだらないことを考えているのだろう!
「電報」
あなたの全てを知りたい。
わたしは電報を打ち始めた。
宛先は、わたし。
「美しさ」
美しいものの話をしよう。
周りを見ても、美しいものばかり。
きっと、わたしはそれに一生馴染めないのだろう。
わたしは美しいものの話しかできないのだから。
「門」
男は救いを求めていた。
ある日、男は神の元へ歩いて行った。
男は天国の門の前で足止めされた。
「開けてくれ。俺は、救いを求めてきたんだ。」
天使は言った。
「あなたは罪人ですから、お開けできません。どうぞ、お引き取りください。」
「あざけり」
門番がいた。ずっと昔から、彼はそこにいた。
わたしは彼を嘲笑した。いつまでそこに留まるつもりだ、旅にでも出たらどうだ、と。
ある日、わたしはそれが鏡だと知った。
「嘆き」
世界は残酷だ。人々は嘆く。
わたしは嘆く。人々は残酷だと。
「仕事を手に入れた」
社会に出てみれば、わたしの生活も変わるかもしれない。
いつまでもベッドの上で時間を潰すことはなくなる。
わたしは仕事を手に入れた。
仕事の疲れを癒すため、わたしはベッドに横たわった。




