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第三集


「叫ぶ時間」


わたしに叫ぶ時間があるだろうか。

ああ、こうしている間にも。



「夜の闇」


夜空は暗く。

わたしの心の中まで、その静けさが漂ってくる。

わたしの心を沈めてくれ。ずっと、ずっと。



「沈んでいく」


お前は俺に沈めと命令する。

俺は沈んでいく。どこまでも、どこまでも。

やがて、底に到達する。

お前は、もっと沈めと命令する。

その声は俺に届くことなく………



「手を振り払う」


君に手を伸ばした。

わたしはその手を振り払った。

その手は一体何だったのか。



「ガラスの心」


人の心とは、ガラスのようなものだ。

ヒビが入れば、脆くなる。

わたしの心もまた、ガラス玉のようなものだ。

ずっと、転がり続け、傷つき、そして………



「待つ権利」


待てばいい。気の済むまで、待ち続ける権利が誰にでもある。

わたしは待ち続け、待ち続け、やがて石になった。

誰もわたしのことを気にかけようとはしない。



「貝殻の中に」


貝殻を拾う。海が濃縮されている。

わたしはそれをそっと耳に当てた。

わたしは砂の音を聞いた。

海は答えてくれたのだろうか。



「修理する」


父は修理していた。

来る日も来る日も工具を片手に。

わたしは手伝いをしようとした。

「大丈夫だよ、いい子。大人しくして。」

わたしは待ち続けた。ずっと、ずっと。

そうして、父は亡くなってしまった。

父が修理していたのは何だったのだろう。

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