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ジャングル街道

122話 ジャングル街道


「ジャングルかぁ。西方の森とは大分違うな」

「なんか、不気味よね」

「ブキミ!」


「なんだって、ロランに二人まとわりついてんだ。俺の方は開いてるぞ」


 と、グッピーが脇を上げた。


「グッピーさん、そういうコトは言わないで来るのがモテ男よ」


「しかし、いつもながら納得いかないぜ。俺の方がロランよりイイ男だろう。なのに……」


「同じコト、言わせないグッピーさん。その長い槍、このジャングルのトンネル歩きにくくない?」


「まあ横にしているが狭い街道だここは。ホントに道はあってるのか?」


「オレも気になってるが、あのわかれ道から、ずっとまっすぐだ。間違ってはいないはず」


 地図を出し確認した。


「この蔦と木のトンネルを越えた所に線が引いてあるけどメラルダ、この線は国境か?」


「そう、そこから先はウルマン国よ」

 

 しばらくしてトンネルから出た。空が大きく見えた。しかし、横はジャングルだ。


  グワァア


「ヤロー!」


 木の上から襲ってきた猛獣をグッピーがアゴ下から一突き。

槍は頭をぶち抜いた。


「オオヤマネコだ!」


 ヤマネコはケイレンして息絶えた。


「こいつのブチ模様の毛皮は高く売れるよ。頭をやって正解ね」


「そうか、持ち金も減ったから少し狩りでもしていくか」


 オレとグッピー。ティアーナとルルと別れ両側のジャングルに入った。


 残りは馬車で待機。


 リンダがいればまた猛獣が出ても大丈夫だろう。



「ルルレット、あの木の上のサル撃てるか」

「あの黒いのね」

 

 よく、このジャングルの中、見つけたわね。


   シュツ


「グアッ!」


「当った!」


 だけど、矢が刺さったまま隣の木に飛んだ。


「キャホー!」


 ティアーナが、サルを追った。


「待ってよ! ひっ!」


 頭にナニか落ちた。


 「ひいっー!」


 チュビラ! 


 ハァハァハァハァ


 思わず走っちゃたけど、ティアーナは、何処かしら。なんか奥に入っちゃた?


 あれ、道はどっちだったかしら。

 ヤダなぁジャングルで迷子。またチュビラが出たらどうしよう。


「そうだ」


 矢を空に撃って場所を知らせてみよう。

 と、空へ弓を向けると。


 「ゲガア!」


 なんだか大きな怪物が出てきた!


「やあっ!」


 矢は思わず怪物へ。

 頭に刺さったが怯まない! 


 だめだ、やられる! 


 誰かがあたしを抱いて転がった、ティアーナ?!


 じやない、そいつは立ち上がると短い槍をかまえて戻って来る怪物の前に立った。


「あぶない!」


 そいつ飛び上がると怪物の頭に乗り槍を何度も刺した。


 前足を上げて立った怪物の腹へあたしは連射した。


 怪物は倒れる。同時に槍のヤツは。短槍で怪物の横腹を斬り裂いた。

 凄いのだけど、グッピーやティアーナ見てたからあまり。

 その人はあのオオヤマネコの毛皮の服を着た長髪の……おっぱいが片方出てる。

 女だ。


 『コレ、運ぶ。手伝え』


 なにか、言ってるけどわからない。

 

『通じない? コトバわからないか?』


 その女は、話が通じないとわかると、怪物の尻尾を引くマネをして、行き先か? 指をさした。

 手伝えということかな? 

 とりあえず人の倍くらいあるカエルと魚を足したみたいな怪物を運んである太い木の下にきた。


 女は指を上に。木の上に小屋らしいのが。アレが女の家か?

 女は短槍で怪物の解体を始めた。



「ルルレット、戻ってないのか」


「どうした、はぐれたのかティアーナ」


 ジャングルから黒いサルをかついで戻ったティアーナがコクリと。


「捜しに行こう。グッピー。ティアーナ、ルルの臭いは?」


「ここは、いろんな臭いがして、わからない」


「こっちには戻ってない。奥にへ行ったんだろ」

「カスタに探させようロラン」

「させられるのかアニタ」

「うーん? やってみる。ルル姉を捜してカスタ」

「カスタ、ルル姉」


 エスタもアニタのマネをした。


「とりあえず行くぞ!」


               つづく




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