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大洞窟に襲撃

102話 大洞窟に襲撃


「あれがゴーガの大洞窟か、おっ出てきた3、4、5……10。デカいな。グッピーの二倍はある」


「オークだからな、あのグールのデカい奴の集団みたいのだ」


「おっ小さいのもいる」


「子供じゃないか?」


「とりあえず、あの十匹が洞窟から離れたらやるか。いっぺんにはきついからな」


 大型のゴブリンのようでゴブリンより知能があり、武器は大型の剣、槍、斧。争い事に適した怪物亜人だ。オークの中には、人間に混じり賊や用心棒等をしてるやつもいるらしい。


 異常にデカいバーサーカーなどは人間との混血種だとかいう話も。


「奴らが森に入ったらやるぞ!」



 デカい怪物とはいえ亜人で生身の生物。

 まずは森で十匹倒す


「ヘヘっ、やれば出来るなオークを倒せるなんて一生の自慢になるぜ」


「おまえら、見てただけだろー」


「どうせ話にホラ交ぜて自分の手柄話にでもすんだろぉ」

「おめぇだって、奴のが目の前に現れたら小便漏らしてただろ」

「バカ、勘違いするな、アレはオークのよだれが股間に落ちたんだ」


 オレたちは大洞窟に戻った。


「一匹出てきてキョロキョロしてるぜ」

「仲間が戻らねーんで、出てきたんだ」

「50は居ると言ったな。あと40か……。本当にどれだけ居るかためそう。ミシェール。やってくれないか、グッピー助けた時みたいに洞窟内に冷風を」


「わかった」


 この辺は温暖だ、洞窟内は涼しい、それをさらに寒くして奴らを洞窟内からおい出す。


「グッピー、あの前の一匹を」


「よし、ミシェールにイイとこ見せてやるぜ」


「あきるほど見た」


 洞窟前のをオーク鬼をグッピーが倒し。

 ミシェールが洞窟内に冷気を。


 二人が戻ると、洞窟から松明を持った奴や布を巻き付けた奴らが震えながら飛び出した。


「おあ、ティアーナ! グッピー加戦を!」


 寒さで無防備で飛び出したオーク鬼にティアーナが、斬り込んだ。


「私らも行くぞ!」


「おい、奴らは40だぞ! いけるのかよ、リンダ」


「自信ないならそこで待ってな!」


「オレは行く姉御!」


 山賊どもも加わった。


 オレも行く。


「アニタも」

「アニタはダメ!」

「アニタ強い」

「でも、ダメよ。あたしとココに」


「エスタ強い!」

「あ、エスタ。アニタのマネして」


 ルルは、エスタを抑えられなかった。

 エスタが、森でオークから奪った槍を手にオレの横を走り過ぎた。おい、エスタ!


「ルル、援護を頼む!」

「あ、ダメ。アニタ!」


 アニタまで。



「おお、エスタとアニタが! ティア、エスタとアニタから目を離すな!」


 っても、ティアには、無理だ。もう完全に戦闘中だ。

 

 オークも武器を使いはじめた。


 やるな、アニタはオークどもの足元をちょこまか走り込んで踵片を斬りまくってる。


 ウソだろ、エスタが、槍を使いこなしてる。しかもあの槍術は。


「エスタ、俺の槍術をいつ学んだ!」


「エスタ強い!」


 まさか、こいつ俺の槍術を見て覚えたのか?! しかもむちゃくちゃキレがイイ!



「ルルレット、奴ら40って言ってたけど、そんなに居ないよ、あたい数えたら、戦闘してるのは30いないよ、あとは女と子供と老体だ」

「ホント。家族かしら」


 

 あらかた立って戦える奴は居なくなった。

 しゃがみ込んで傷を抑えて威嚇した奴の首をティアーナが斬り裂いた。


「ティアーナ、そのへんでいいだろ」


「ロラン、みんな! もうやめよう」


「ルル、リンダ」


「あとは戦えない子供や老体。ホラ、アレは妊婦よ」


「だな……おい、あんたら何してる」


「動けなくなったヤツにトドメを。それにオークの牙は高く売れる」


 年老いたオスのオークが這いながらオレの方に。


『もうやめてくれ、わしらの負けだ』


「言葉がわからねぇ。誰かわかるやつ居るか!」


「負けたから、もうやめてと言っている。南方の言葉だ。あたい、片言だけどわかる」


「そうか、リンダ通訳してくれ。わかったと」


「できるかなぁ『わかった!』」


「おい、あんたらもうやめとけ!」


「おうっおまえら、ろくに戦わずに金目の物ばかりあさるな!」


「そうだ、槍使いの言う通りだ!」


 リンダが山賊たちの牙抜きをやめさせた。


『我々は、ここを去る。人間はもう襲わない』

「ここを出る。人間は襲わないと」

「そうか」


「ロラン、それはかまわないが、このままだと戦い損だ、オークを倒したあかしとして、爪か牙をいただきたい。」


「と、言うことだキャサリン頼む」


 老オーク納得した。

 おそらく長老だろう老オークは、皆に話して爪を切った。


 オークを倒さない限り手に入らないオークの爪を集めた。


 傷ついたオーク鬼たちは互いに支え合い去って行った。


「同じ亜人でも、人間と共存し暮らしてるのもいるのにな」


 姿形で随分違うもんだ。

 亜人でもいろいろいるからな。


「ああ、人間とは自分たちより強くて違う生き物は嫌うもんだ、おそらく南方でも奴ら……」


「もっと、人の居ないトコで暮せばいいのに。世界は広いんだから」


「人が暮らしてるとトコはやっぱり暮らしやすいのさルル」


 オレたちは町へ向かう道を教わり進んだ。


「オークの獲物、奴らに頼んで良かったのか? また、いづかのヤローみたいに」

「リンダは信用出来る大丈夫だろ、まあ念の為森や岩窟でケモノでも狩って行こう」


               つづく









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