表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/205

森の相談

101話 森の相談


「オーク鬼は、人を襲うのか」


「奴らは南方から、負われてこっちに住み着いたんだ。狩猟なんかもしてるが、人間嫌いだ。見つかれば殺られる」


「じゃ、オークの巣より向こうの人間はどうしてるんだ」


「それは、わからん。おまえら、知ってるか」

「どうだろうな。俺もあいつらが来てから向こうはどうなってるか……国境越えて南方の何処かの国にでも逃げてるかもな。たしか、町が一つに村がいくつかあった」


「この先に町があるのかキャサリン」


「いつ出来たのかしら、あたいは知らないよ」


「新しい町だ。が、オークどもに襲われて、今はどうなったのか……」


「だとさ、ここから先に行くなら命がけだよ。やめときな」


「怪物専門の狩人なら、持ってくとこ持っていけばいい値になるぞオーク鬼……あれって、怪物狩猟の許可証を持ってねーと売れねーんだよな」


「私持ってるよ。実は若い頃怪物狩猟をやってたんだ。オヤジが狩人だったから若い時に手に入れた」


「おい、まさかオークを狩るつもりか? サルやクマとは違うぞ」


「わかってる。2、3匹ぶっ殺したことがある」


「オークはどれくらい居るんだ」


「ゴーガの大洞窟を寝ぐらにしている。50くらい居るんじゃねーか」


「けっこう居るな……」


「あんた、クララだっけ。一緒にやらないか。稼ぎは山分けだ」

「おい、ロラン。ソレはいいが獲った獲物を何処で金にする。この先の町に買い取り専門店があるとは限らねぇぜ」


 クララが薄笑いを浮かべ言った。


「実は私はクララじゃない。まあ、時と場所によって名前を変えてるんだが。これからはリンダと呼んでくれ、リンダ・チュルンだ。街道に戻れば大きな町がある」


「町なんかあったか?」


「何処を通って来た?」


「港町からの街道だ」


「なるほど、この森へ入ると手前に途中で別の街道へ行く小道があっただろう。そこへ入ればすぐに森をぬけ町がある」


「カンバーだね」


「キャサリン、知ってたのか」

「ああ、でもそっちには行かない方向だから」


「どうする……」


「私はやる。おまえらは」

「オークを狩るってか、しかも50……ホントにやれるのか」


「無理にやらなくてもいーぜ。分前がふえるからな」

 

               つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ