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第28話 幼なじみ


「相変わらず、硬いわねえ。今日はお祭りの買い出しかしら?」

「で、その子は?」


キッとした表情を向けられた。


「ルシファー、こちらは新しいシスターのシスターシーナです。」


私は、慌てて頭を下げた。


「シーナです。よろしくお願いします。」


「ふーん。」


なんだか、冷たい反応だ。


「前のシスターと、一緒に来たことなかったのに、今回は一緒に来たんだ?」


え、そうなんだ。


てっきり、シスターミッチーとも来ていたと思っていた。


「前任の方は、ご高齢でしたのでね。」

「シスターシーナは、まだお若く、健康そうなので、ご一緒してもらいました。」


ふーん、とルシファーさんは、私を睨んでいる。


「ねぇ、ラスター。私のお店、来てくれるわよね?」


いいながら、ラスターの腕に、自分の腕を絡ませた。


距離が近い!


この世界では、これが普通なんだろうか?


「すみません。先ほど、セールで商品を購入してしまいました。」

「また、次回寄らせていただきますね。」


微動だにせず、ラスターは言った。


「つれないわねぇ。……いいわ、今度、お祭りの時に遊びにいくから。」


「またね、ラスター。」


ルシファーさんは、ラスターの頬にキスをすると、


じゃあね!


と言って、行ってしまった。

今、また、私を睨まなかった!?


「すみません、お待たせしました。」


「ルシファーは私の幼なじみで、村の出身なのです。数年前、こちらで商売をするために引っ越したのですよ。」


淡々と言うラスター。


……幼なじみ?

ルシファーさん、絶対ラスターを気に入っていたよね??


ラスター、もう少しなんとかならなかったの!?


お節介な気持ちになった私をよそに、いつもと同じようにラスターは言った。


「では、行きましょう」



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