第17話 シスターに頼らない仕組み
私は、BとCの案件を眺めた。
ここに書いたことは、シスターじゃなくても、できることよね……。
これを、村人にできるようになってもらう。
そうすれば、だいぶシスターに頼らない村になりそうだ。
じゃあ、BとCを誰にやってもらえばいいんだろう?
さらに考えた。
とりあえず、一件一件、検証するしかないか……。
まずは、雨漏り。
――たしか、屋根に穴が空いていて、ラスターが登って直していたっけ。
ラスターだからできたけど、何も知らない人がやったら、結構危ない。
それから、服が破れた、という案件もあった。
え、ラスター、裁縫したの?
何でも出来すぎじゃない?
それは、洋裁のできる人に頼むとよかったんじゃ……?
ん、頼む??
私は、ここまで考えて気がついた。
雨漏りは修理できる人へ。
裁縫は、洋裁のできる人へ。
村人の中に、きっと経験者や、得意な人がいるはずだ。
その人たちを、リストアップして、依頼をお願いできるようにする。
村の人たちは、誰が何をできるのか知らないから、まずは、相談窓口があるといいかもしれない。
相談窓口……。
――そうだ。
会社や病院にある、『受付』みたいなものがあればいいんだ。
まずは、『受付』に行ってもらい、そこで誰に相談すればいいのか案内してもらうんだ。
受付の人に、頼む人のリストを作って渡したら、さらに、効率よくなるかもしれない。
ちょっと、考えが形になりそうな気がしてきた。
私が考えられるのは、とりあえずここまでかな……。
私は、翌日ラスターに相談することにした。




