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自称「平凡」の家柄最強Sランク高校生は、大企業の陰謀を完膚なきまでにぶっつぶす  作者: マナシロカナタ(かなたん)★ネコタマ3巻&恋AIフラグ1巻★発売
第4章 学園のアイドルを買ってしまった・・・

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第36話 はいや? はいおく?


「じゃあそろそろ帰るね。あんまり遅くなるとお父さんもお母さんも心配するし。昨日は外泊して帰ってないしね」


 晩御飯を食べ終わると、桃花が言った。


「家まで送ってくよ」

「いいよお、そんなの。1人で帰れるし」


「昨日も言ったろ。女の子1人、夜道を歩かせられないっての」

「正道くんに迷惑かけるのはやだもん」


「やだもんって……別に迷惑でもなんでもないからな」

「やだもーん」


 まさかのやだもん2連撃。

 急に小学生みたいな反応をされた俺は、小さく肩をすくめながら言った。


「じゃあハイヤーに送ってもらおう。それならいいだろ?」


「ハイヤー? なにそれ?」

 すると桃花がキョトンとした顔を見せた。


「あれ、知らないか? まぁあまり高校生が使う言葉でもないか」

 などと思っていると。


「あ、もしかして廃屋のことだったり? だったらあれは『はいや』じゃなくて『はいおく』って読むんだよ? あはは、正道くんもそんな覚え間違いすることあるんだね」


 はいや? はいおく? ……ああ、「廃屋」か。


 想像の斜め上を行く桃花の一言。

 これはいわゆる関西圏における「ボケ」というヤツなのだろうか?


「や、そうじゃなくて。ハイヤーってのはざっくりいえばタクシーのことだよ」


「ふわ――っ!? だったら最初からタクシーって言ってくれたらいいのにー! 正道くんのいじわるっ」


 見当違いを言ってしまったと理解ったからだろう、桃花がプイっとそっぽをむいた。

 その頬はほんのりと赤い。


 もちろんここであれこれ追及して弄ったりからかったりするほど、俺は幼稚ではない。


「あはは、たしかにそうだよな。ごめんな桃花」


 俺が謝ると、桃花も素直にこちらへと向き直った。


「でもタクシーは高いよ?」


「ことお金に関してはまったく気にする必要がないのは、もうわかってるだろ? そこはガチで気にしないでくれ」


「そうでしたー。じゃあお言葉に甘えちゃおうかな?」

「甘えちゃってくれ」


 俺は笑顔で答えると、勝手知ったるライオネル・グループのハイヤーをコールした。


 到着予定時間に合わせてタワマンのエントランスまで見送りに行くと、既にエントランス前には一台の車が止まっていた。

 黒塗りのロングタイプのリムジンだ。


「あ、あの……? ま、正道くん……? さっきタクシーって言ってなかったっけ?」

 それを見た桃花が目を大きく見開きながら震え声で言った。


「俺は『ざっくりいえばタクシー』って言ったんだ。タクシーだとは言ってないぞ。お金を払って人を運ぶって意味では同じだって、言ったんだ」


「あ、うん。それで、ええっと、わたしがこれに乗るんだよね……?」

「せっかく呼んだからな。ちなみに1時間の時間制だから、桃花が乗らなくても料金は発生する」


「う、うん……だったら乗らないと損だよね……」


「なーに。料金は前払いだし住所も伝えてあるから、桃花は何もしなくて大丈夫だよ」

「あ、ありがと……」


「VIP向けのラグジュアリーハイヤーだから、車内のジュースやお菓子も好きに飲み食いしていいからな」


「そ、そうなんだ……」


 桃花は困惑しているのか、どこかふわふわした様子だった。

 そんな桃花を俺は送り出す。


「じゃあな。また学校で。お休み桃花」

「お休みなさい、正道くん」


 俺たちの会話が終わったのを見計らって、運転手さんが「花宮様、どうぞお乗りくださいませ」と丁寧に案内しながら、後部座席のドアを開けて桃花をエスコートしてくれる。


 おっかなびっくり乗り込む桃花に手を振って見送ると。

 俺はエレベータに乗って最上階の自分の部屋へと戻ったのだった。


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お小遣い月1000万円の親ガチャSSRの俺が【お嫁さん検定1位】の美少女を買ったわけ。「町工場の乗っ取りとか、俺が絶対にさせないから」
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