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自称「平凡」の家柄最強Sランク高校生は、大企業の陰謀を完膚なきまでにぶっつぶす  作者: マナシロカナタ(かなたん)★ネコタマ3巻&恋AIフラグ1巻★発売
第3章 お住まいはタワマンですが?

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第26話 「あのね? お願いがあるの……わたしの初めて、もらってくれないかな?」

「お、おうともよ。それで結局、桃香は何を言いたいんだ?」

「あのね? お願いがあるの……」


「お願い?」

「うん。お願い……」


「いいけど」

「……」


 いいと言ったのに、なぜだか桃花は黙ってしまった。


「ええっと、お願いってのは?」

「…………わたしの初めて、正道くんがもらってくれないかな?」


 蕩けるような甘い声で、とんでもないことをささやきながら、桃花は俺の腰に両手を回すと、キュッと密着するように抱きついてきた。

 女の子特有の柔らかい感触が、俺の背中にやわやわと押し当てられている。


「もも……か? いったい、なにを言って――」


「わたしの身体、正道くんの好きにしていいよ?」


 ささやきながら、桃香は身体を――特に胸を俺へと何度も押し当ててくる。


 ぎゅむり、ぎゅむり。


 そのたびに柔らかい感触が押し当てられ、形を変え、得も言われぬ柔らかさをこれでもかと伝えてくる。

 桃花が可愛いだけでなくスタイルもよくて、特に胸が大きかったことを、俺は思い出してしまっていた。


「――っ」


 俺の脳裏に電流が走る。

 意識という意識が、押し当てられた柔らかい感触に行ってしまうのを止められない。


 さらに桃花は俺の腰を抱くように回していた手を、下へとずらし始めた。


 ハーフパンツの中に桃花の手がゆっくりと入ってくる。

 桃花の女の子らしい小さくて柔らかい手の感触が、今は俺の素肌に直に触れていた。


「ぅ――っ、ぁ――っ」

 甘美な劣情を誘う肉体的接触に、俺は思わず小さく声を上げてしまう。


「すごく熱くなってる……正道くん、興奮してくれたんだ?」


 まるでASMRのような蕩けるようなささやき声。


 身体の奥が熱い。

 頭がくらくらする。

 人という名の枷が、本能という名の獣に食い破られようとしていた。


 自制心が強いと自負する俺の理性も、この状況ではどうにかなってしまいそうになって――。


 そこで俺は桃花の手が震えていることに気が付いた。

 気付いた途端に、狂おしいほどの劣情は糸を引くように霧散していった。


 俺は――俺は何をやっているんだ。

 この大馬鹿野郎が。

 本当に俺って奴は、どうしようもない凡人だな。


 俺は不甲斐ない己を強く戒めると、桃花を優しく諭すように言った。


「それはダメだよ、桃花。それはいけない」


 桃花の手を制止するように、そっと優しく掴んで抑える。


「……どうして? わたしって魅力ないかな? 胸だって結構大きいんだよ? 友だちにも羨ましがられるし」


 必死のアピールをするように、桃花は柔らかな胸を押し当ててくる。


 だけど冷静になった今。

 桃花がずっと無理をしていたことに、俺は気が付かないではいられなかった。


 そして気が付いてしまった以上は、もう見ない振りすることはできはしない。


 なぜなら俺は――獅童の名を持ちながら平凡でしかない獅童正道は、せめて他の誰よりも「正しい道」を進まなければいけない人間なのだから。


 ああもう。

 これは俺のミスだ。

 桃花の一生懸命すぎる思いを見誤ってしまった、これは俺の大ミスだ。


「無理をしたらいけないよ」


 間違ってしまった俺は、同じく間違ってしまった桃花に、俺の意図を、俺の思いを、誠実に、誠意を込めて伝えていく。


「む、無理なんてしてないもん」

「してるさ。その証拠に今も手が震えているだろ?」


「ぁ――」

 図星を突かれたからだろう、桃花の身体がビクンと跳ねた。


「無理はしちゃいけない。……な?」


「……」

「無理はしちゃいけないよ」


 重ねるようにもう一度優しく言うと、虚勢を張っていた桃花の緊張の糸が切れたのだろう、小さな嗚咽を漏らし始めた。

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お小遣い月1000万円の親ガチャSSRの俺が【お嫁さん検定1位】の美少女を買ったわけ。「町工場の乗っ取りとか、俺が絶対にさせないから」
カクヨムで先行連載しているので、お気に入り登録&評価してねっ♪
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