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自称「平凡」の家柄最強Sランク高校生は、大企業の陰謀を完膚なきまでにぶっつぶす  作者: マナシロカナタ(かなたん)★ネコタマ3巻&恋AIフラグ1巻★発売
第3章 お住まいはタワマンですが?

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第25話 深夜の来訪者

 その日の夜。

 深夜。


 カタッ……、ギィ……。


 ふと、小さな物音がした気がして、静かに眠りにおちていた俺の意識はうっすらと覚醒を始めた。


 なんだ……?

 部屋のドアが開いた音がした……ような?

 まだ少し曖昧な意識の中で、俺が警戒心とともに耳を澄ませていると、


 ギシッ。

 ベッドがきしむ音がして、今度はベッドの中に「誰か」がそっと入ってきた。


 2人の常駐警備員、ダブルオートロック、専用エレベータ、不審者自動検知AI付きの最新の防犯カメラ。

 何重もの分厚い防犯を潜り抜けてやって来たアルセーヌ・ルパン顔負けの大泥棒でもなければ、「誰か」は一人しかいない。


「桃花?」


 暗がりで視界がきかない中、俺が小声で呼びかけると、


「ごめんね、起こしちゃった?」


 予想通り、声を潜めた桃花の声が返ってきた。

 まずは大泥棒でなかったことに安心する。


 だけどベッドの中、すぐ隣から桃香の甘くていい匂いが香ってきて、


「――ッ!」

 俺は慌てて桃香に背中を向けた。


 危ない。

 一瞬、妙な気分になってしまった。


 理性とは一線を画す本能的な反応があった。

 下半身がしどけない熱を帯び、わずかに硬くなっているのが自分でもわかる。


 おかげで眠気は一瞬で吹き飛んでいた。


「こんな時間にどうしたんだ?」


 俺の意思とは無関係に、無遠慮でノンデリに自己主張しようとする男の本能を取り繕うように、俺は平然を装って尋ねる。


「……」


 背中を向けての俺の問いかけに、しかし桃花は答えない。

 代わりに俺の背中にコツンとおでこを当ててきた。


「ええっと、桃花? どうした? 何かあったのか? 慣れない環境で眠れないとか?」


 俺はならなかったが、高層階の気圧差になじめずに心身の不調をきたすタワマン初心者の話は、聞いたことがあった。

 心配になって優しく声をかけると、桃香は逡巡するように「えっとね……あの……その……」とつぶやいてから、ゆっくりと話し始めた。


「……わたし、可愛いと思うんだよね」


「またえらく急な話だな? でも、そうだな。ファミレスでも言ったけど、『お嫁さん検定1位』って呼ばれているくらいだし、桃花は文句なしに可愛いと思うぞ」


「だよね。えへへ、良かった♪」


「なんだよ、わざわざそんなことを確認しにきたのか?」


 なんでこんなわかりかった話をしに、深夜に俺の部屋までやって来たのか。

 桃花の意図がイマイチ掴めずに困惑する俺だ。


「……だからね?」

「ん?」

「だからわたしの身体って、まぁまぁ価値があると思うの」

「……? 急に何の話だよ?」


 本当に何の話だ?


「ちなみに、わたしは『そういう経験』はしたことないから」

「そういう経験って?」


 俺は割と察しのいい方だと思うんだが、さっきからどうにも桃香の意図が掴めないでいた。

 すると――


「だから……。お、男の子との……えっち、とか……」


 しっとりと甘く、かすれるような声で恥ずかしそうにつぶやいたその言葉に、俺は驚きと興奮で身体をビクリとさせてしまった。


「桃香、なにを言ってるんだよ」


 動揺が隠せず、つい声が大きくなってしまう。


「だから、わたしはヴァージンってことっ!」


 桃香が小声で――けれど恥ずかしさを誤魔化すように勢いよく言った。


「そ、そうなんだ? へぇ……」


 桃花の突然の処女宣言に、俺の思考は混迷の度合いを深めていく。


「あ、もしかしてもっと遊んでるとか思ってたの? ひどーい!」

「誓ってそんなことはないよ」


 そんなことは全く思っていなかったので、そこは即レスで否定した。


「よかった、正道くんに軽い女って思われてなくて」


 すると桃花がまたもや甘くて切ないささやき声で、嬉しそうに言った。

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お小遣い月1000万円の親ガチャSSRの俺が【お嫁さん検定1位】の美少女を買ったわけ。「町工場の乗っ取りとか、俺が絶対にさせないから」
カクヨムで先行連載しているので、お気に入り登録&評価してねっ♪
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