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第3章 お住まいはタワマンですが?

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第23話 お風呂上りな桃花

 今、桃花が俺んちのお風呂に入っていた。

 言っておくがただの事実ベースであって、それ以上でもそれ以下でもない。


『お部屋も大きいけどお風呂も大きいよね? さすが高級タワマンだよね。あ、いっそのこと2人で一緒に入っちゃう?』

『なにをバカなこと言ってんだっての。あんまり男をからかうと、冗談じゃすまなくなるぞ?』


 桃花がお風呂に入る前にこんな会話をしたが、これはからかわれているのか、それとも――。


「ま、今はいいさ」


 俺はライオネル・グループの社内向けニュースサイトにアクセスして最新の社会情勢をかいつまんだり――俺は特別にアクセス権限を貰っていた――友だちからのラインに返信をしながら、桃花がお風呂から上がるのを待った。


 ちなみに桃花の着替えは俺の部屋着を貸すことにしている。


 明日も学校はある。

 さすがに女子制服と替えの下着は俺んちにはないので、お風呂のついでに手洗いして乾燥機にかけるそうだ。


 俺は一応、タワマンのコンシェルジュに頼めば朝までにクリーニングをして届けてくれるはずだと桃花に伝えたものの、『そういうのぜんぜんいいから! わたし、自分で洗うし』と遠慮されてしまっていた。


 ファミレスでも遠慮がちだったし、桃花はかなりの遠慮しいっぽいな。


 そんなこんなしているうちに桃花がお風呂から上がった。


「大きくて綺麗なお風呂ですごかった~! あれって大理石だよね? トリートメントも髪が超サラサラになるし~! もう何もかもすごーい!」


 しっとりと濡れた髪にタオルを丁寧に押し当てながら、俺の貸した長そでシャツとハーフパンツを身に着けた桃花の声は、お子様ランチを目の当たりにした小さな子供のようにはしゃいでいる。


「気に入ってもらえてよかったよ。じゃあ俺も入ってくるな。着替えは問題ないか?」


「ちょっとブカブカだけど、問題ないよー。正道くんって、やっぱり背が高いんだなーって思っちゃった」

「冷蔵庫の飲み物は何でも飲んでくれていいから」

「ありがと~。さっきのオレンジジュース、貰っちゃお♪」

「ストックはあるから好きなだけ飲んでくれて構わないよ」


 桃花と入れ替わりで今度は俺がお風呂に入る。

 まずは身体を洗って奇麗にすると、大理石の湯船につかった。


「やっぱりお風呂はいいよなぁ」


 いつものようにお湯の中で手足をだらりと伸ばすと、リラックスした身体の奥まで温もっていくのを感じる。


 が、しかし。

 さっきまでここに桃花がつかっていたかと思うと、なんだか背中がむずむずしてくる俺である。


「ここに桃花が入っていたのか」

 いつもと同じお湯が、なぜだかいつもとは違った趣に感じてしまう――。


「って、今日はなんだか妙な気分になってばかりだな。俺は何を気張っているんだ。クラスメイトが泊まっていくだけだろ」


 俺はそう自分に言い聞かせると、いつもよりしっかりとお湯につかってから、最後に水シャワーを軽く浴びて熱を取ってから、心身共にさっぱりしてお風呂を出たのだった。



「おあがりなさーい」


 Tシャツにハーフパンツというラフな格好でリビングに行くと、まるで俺があがるのをまっていたかのように桃花が出迎えてくれる。

 手にはオレンジジュースの入ったグラスを持っていて、俺に手渡してくれた。


「サンキュ、いいお湯だったよ」

 言ってから俺はオレンジジュースを飲みほした。

 お風呂上りの身体に冷えたジュースがしみわたっていく。


「えへへ、よかった――って、ここは正道くんのお家だから、わたしが言うのは変なんだけどね」


「わざわざジュースまで用意して、俺があがるのを待っててくれたんだろ? その気持ちにありがとうさ」


「う、うん……もぅ……」

「どうした?」


「またそーゆーこと言うしー」

「え、なんだって?」


 少しうつむき加減で、小声かつ早口でもにょもにょっと言われたので聞き逃してしまう。


「ううん、なんでもないからー。そ、それより? ほら、まだ寝るには早いよね? な、なにかする? しちゃう?」


 桃花がなぜだか媚びるような上目遣いで尋ねてきた。

 俺の前にお風呂に入っていた余韻が残っているのか、その頬はまだ少し赤みを帯びている。



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お小遣い月1000万円の親ガチャSSRの俺が【お嫁さん検定1位】の美少女を買ったわけ。「町工場の乗っ取りとか、俺が絶対にさせないから」
カクヨムで先行連載しているので、お気に入り登録&評価してねっ♪
― 新着の感想 ―
さぁ始まりました 理性と誘惑の耐久デスマッチ! 果たして健全な男子高校生は耐え抜くことができるのか(笑)
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