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自称「平凡」の家柄最強Sランク高校生は、大企業の陰謀を完膚なきまでにぶっつぶす  作者: マナシロカナタ(かなたん)★ネコタマ3巻&恋AIフラグ1巻★発売
第3章 お住まいはタワマンですが?

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第20話「冷蔵庫にも食料庫にも、まともな食材がないんだけど……?」

 その後、乾燥ルームに洗濯物を干してから、桃花は晩御飯を作ってくれることになったのだが。


 まずは常温の食料庫を開け、次にキッチンで冷蔵庫を開けた桃花は開口一番、呆れたように言った。


「冷蔵庫にも食料庫にも、まともな食材がないよ……?」


「実は料理もそんなにはできないんだ。だから自炊はほとんどしていない。だけどその代わりに、チンして食べられる冷凍食品ならたくさんあるぞ。ほら」


 冷蔵庫の隣にあるセカンド冷凍庫を開けて見せると、そこにはワンプレートのお手軽食事セットに始まり、パスタ、うどん、餃子、チャーハン、ハンバーグ、焼き魚といった多種多様な冷凍食品がずらりと入っている。


「うわっ、本当に冷凍食品でいっぱいだし。それもすぐ食べられるのばっかり」


「便利な世の中だよな。あとはお米さえ炊けば、簡単に食事が(まかな)えるんだから」


 他には鯖缶などの缶詰もある。

 ワンプレートの食事セットなら、お米すら炊かなくていい。

 近所にはファミレスも飯屋もあった。


 ちなみにお米だけはほぼほぼ毎日、自分で炊いている。

 余ったご飯は捨てずに冷凍もしている。


 や、別にすごくもなんともないし、サトウのごはんで済ますことも少なくないのだが。


「こういうのはたしかに便利だけど、どうしても味が少し濃いめでしょ? これを毎日だと少し健康が心配かなぁ。うーん……」


「なんだよ?」

「わかったよ! 正道くんに今一番必要なことは、食生活の改善です!」


 桃花が右手の人差し指で、俺をビシィッ! と指さした。

 まるでどこぞの名探偵のようだ。


「だからいろいろ食べられるんだってば。これにウーバーも加えれば、それこそ365日違うものだって食べられる」


 俺の自信満々のプレゼンはしかし、桃花にあっさりとスルーされる。


「冷蔵したお米と玉ねぎ、ニンジン、卵はあるから……うん、今日はチャーハンを作るね」


「いや、そもそも冷凍食品がある──」


「今からチャーハンを作ります! 異論は認めません!」

「お、おう」


 びっくりするほど強く言われてしまい、勢いに飲まれた俺はこくんと頷くしかできなかった。


「じゃあすぐに作っちゃうから、適当に時間を潰しててくれる? それともまた見学する?」


「せっかくだし見学したいかな」

「はーい」


 というわけで、桃花はチャーハンを作り始めた。


 桃花は数少ない食材をパパっと取り出すと、それらを上手く使ってジャージャーとフライパンでいい音をさせながら炒めていく。

 すぐに香ばしい匂いが漂ってきた。


「惚れ惚れするような手際の良さだ」


 同じ年の女の子が、よどみなく料理をする姿に俺は目を奪われ、ただただ感心するしかなかった。


 桃花はチャーハンを完成させると、


「はい、出来上がり~」


 2人分をお皿に盛り付けてくれる。

 それを2人でリビングの机まで運ぶと、向かい合わせに座った。


「熱々で、すごく美味しそうだ」


 熱気が伝わってくる出来立てほやほやのチャーハンを前に、


 グ~~!

 俺のお腹が盛大に鳴った。

 四の五の言わずに早く食べろ、今すぐ食べろと全力で訴えかけてくる。


「でしょでしょ? 冷凍食品が悪いとは言わないけど、こうやって自分で作ったり、誰かに作ってもらったものは、やっぱ違うんだよねー」


「桃花の言いたいこと、すごくわかるな」

「ほんと?」


「今回は桃花が目の前で作ってくれたからさ。なんかこう感謝の気持ちが、すごく湧き上がってくるんだ。本当にありがとう、桃花」


「こちらこそ、褒めてくれてありがと、正道くん♪ じゃあ冷めないうちに食べようよん♪」


「だな。いただきます!」

「いただきます」


 食前の挨拶をしてから、桃花の作ったチャーハンをスプーンで一すくいして、口に入れる。


 途端に俺の口の中で、美味しさの小宇宙が爆誕した。

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お小遣い月1000万円の親ガチャSSRの俺が【お嫁さん検定1位】の美少女を買ったわけ。「町工場の乗っ取りとか、俺が絶対にさせないから」
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