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自称「平凡」の家柄最強Sランク高校生は、大企業の陰謀を完膚なきまでにぶっつぶす  作者: マナシロカナタ(かなたん)★ネコタマ3巻&恋AIフラグ1巻★発売
第3章 お住まいはタワマンですが?

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第17話「ふむ……」「な、なに……?」 「や、気にしないでくれ」 「そう……?」

「まずは洗濯からかな」

「その心は?」


 桃花はノータイムで答えた。

 つまり洗濯から始める確信的な理由があるはずだ。

 俺はそれを問いかける。


「それはもちろん洗濯機を回している間に、他のことができるから」

「なるほどだ。桃花の言う通りだよ。とても勉強になった」


 即答した桃花に、俺はおおいに感心したのだが。


「あの、そんな真面目な顔で頷かれても困るんだけど……洗濯機を回している間に別のことをするのは、家事をする時の基本中の基本中の基本中の基本だからね?」


 なんと4度も基本と言われてしまった。


「そうか……やはり俺の家事能力は、基礎の基礎からなっていないようだ」


 改めてそのことを実感した俺を見て、桃花は「あはは……」と苦笑すると早速、「洗面所ってどこ?」と尋ねてくる。


「右側の手前から3つ目のドアのところだ」

「ありがと」


 にぱーと笑うと、桃花が洗面所へと向かった。

 それに俺も着いていく。

 

「わっ、洗面所も広~い! でもでも、洗濯物はそんなには溜まってないみたいだね。えらいじゃん?」


 洗面所に移動すると、いきなり桃花が褒めてくれた。

 誉めて伸ばしてくれるタイプらしい。


「一人暮らしだからな。そもそもあまり洗濯物も出ないんだよ」


「なーる。自然と家族がいる前提で考えちゃった、えへへ♪」

「高校生なんだし普通はそうだよな」


 高校生での独り暮らしは極めて珍しい。

 この物価高だ、親も経済的にも大変だろうし。

 や、もちろん俺には実感はないのだが、社会情勢は理解している。


 そんなことをなんとなく思っている俺の前で、桃花は洗濯機周りをあれこれ触り始めた。


「ええっと、洗剤はこれかな? わっ、なにこの高そうなの! スーパーでもホームセンターでも見たことないんだけど! いいなぁ」


 声を弾ませる桃花が洗濯機に洗濯物を入れ、洗剤と柔軟剤をセットして、スタートボタンを押した。


「これでよしっと」


 そして俺はそれら一連の動きをジッと観察していた。


「ふむ……」

「な、なに……?」


「や、気にしないでくれ。桃花はそのまま自然体で」

「そう……?」


 洗濯機を動かしてリビングに戻ってきた桃花は、散らかった部屋を改めて見ながら言った。


「掃除機をかける前に、まずは要るものと要らないものを整理かな。ビニール紐ってある?」

「確かこの辺にあったはずだ」


 俺は収納ボックスを漁ると、ビニール紐を取り出して桃花に渡した。


「ありがとー。ちなみにこれも高級なやつだったりする?」


「や、それは近くのホームセンターで買ってきたやつだな」

「そうなんだぁ」


「俺も不要な新聞やらなんやらをまとめないといけないな、とは思ってはいたんだよ」

「あ、思ってはいたんだ?」


「思ってはいたんだよ。ただ思っただけでな……」

「あはは」


「っていうか高級なビニール紐ってあるのかな? 業務用で耐久力があるものはそりゃあ高いだろうけど、高級とはまたちょっと意味が違うよな?」


「だよねー。わたしも自分で言って何それって思っちゃった♪」


 というわけで「高級ではない普通のビニール紐」を受け取った桃花は、ラックに乱雑に突っ込まれていた、読み終えた古い新聞をまとめてビニール紐で縛りはじめた。

 桃花は実に手際よく新聞を片付けていたのだが、ふと新聞の名前を見た桃花が小首をかしげた。


「日本経済新聞……? こんな名前の新聞あるんだ?」

「略して日経新聞なんだけど、聞いたことないか? かなり有名なんだが」


「うん、ないよ」

「ああ、そう……か」


 あっさりと断言されてしまった。

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お小遣い月1000万円の親ガチャSSRの俺が【お嫁さん検定1位】の美少女を買ったわけ。「町工場の乗っ取りとか、俺が絶対にさせないから」
カクヨムで先行連載しているので、お気に入り登録&評価してねっ♪
― 新着の感想 ―
日経新聞そういえば学校の職員室前にあったような……
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