レポート23ー武器相性のために万能になるのもありかもしれないー
「なんだぁ!?」
ユミは背中から槍を抜いて落ちてきた石に警戒する。
石は少し揺れると手と足のような物が作られて立ち上がる。大きさはユミの腹くらいまでの大きさだ。
「ん? モンスターか?」
モンスターの【ストーンミニゴーレム】だ。その数は2体。
「げっ、石じゃ槍通らねえ!」
「急いでおわすから頑張って!」
その様子を見て上からアイがそう言う。
「頑張るって言っても……こうするしかないでしょ!」
ユミは槍の刃の位置ではなく持ち手に近くなる棒の部分でモンスターを叩く。
『…………』
「かったい!」
動きは遅いらしく攻撃は簡単にかわせるがダメージが中々入らない。
「これなら!」
次に槍の石突きで突き飛ばす。
『…………!』
「後ろずさったけど微妙な」
***
15分がたちやっと一体を倒しもう一体のHPが残り3分の1まで弱らせた。
「はぁ……はぁ……」
だがユミはHPは減ってないが精神的に疲れてしまっていた。
……まだですか。もうこいつ放っておいて逃げたいんですけど!
「終わったよ~」
上からそう聞こえてユミはそちらを向いた。
その直後視界に入ったのは、
……スカートだったらやばかったですよ。っていうかもしかしてこれ!?
ユミが気づいた時にはもう遅く落ちてきたアイとぶつかる。
「着地失敗したな~……ってあれ? ユミちゃん?」
「下……で……す」
「あ、ごめんね」
申し訳無さそうに笑いながらユミの上からどくアイ。
「ノルマ達成!」
「よかった。それならもう戻りましょう」
「あれ、放っておくの? もう少しなのに」
「いや、なんかもういいかなって……ってアイさんあぶなっ!」
コントのように話していたらモンスターがアイ目掛けて小さく飛んで右手を振りかぶっていた。
が、
「よいしょっ!」
野球のバッターのようにハンマーを振り槌がモンスターに直撃する。そしてそのままモンスターは星になった。
「…………」
「どうかした?」
「打撃武器の技能とろうかなぁ」
「ん~?」
この後、2人は何事もなくアイの店へと戻ることができた。




