エブリデイな毎日
知らない男の声がリビングから聞こえた
ミラは驚いて声が口から飛び出しそうになったが、ミラは急いで口を手で覆った
ミラは恐る恐るリビングへと足を運ぶ
すると、なにやら光がちかちかと漏れ出ているのが分かった
「パ、パワーレンジャー?・・・ふっ」
ミラが見たのは明かりのついていない暗いリビングで大きなテレビに映し出されているパワーレンジャーの放送だったからだ
ミラは目を閉じ肩を落とした
テレビの向かいにある大きなソファに小さな頭がひょこんと出ているのを確認したからだ
「はぁ~もう全く」
ミラはため息をすると家でのいつもの雰囲気に戻った
「デイブ、こんな時間まで何をしているの。明日も学校でしょ、早く寝なさい」
ミラはそうデイブに聞こえるように少し大きな声で言うとある違和感を感じた
「(あれ?考えてみればこんな時間までデイブが起きてるなんて珍しいわ。・・・違う。こんな深夜まで起きていること自体、初めてだわ)」
ミラは本当は二階にすぐにでも駆け上がりシャワーを浴びたかったが少しデイブの様子が気になったので軽く声をかけようとする
「デ、デイブ・・・?(なに私は緊張しながらデイブに話しかけているの!?いつも通り普通に会話しなさいよ私!)」
ミラは軽い咳払いをすると、デイブが座っているソファーに足を運ぼうとした
コツンッ
その時、ミラの足に何かが当たった
「ん?」
ミラはおもむろに足元を見る
「リモコン?」
ミラは足元に落ちていたリモコンを手に取った
「デイブ?リモコンがこんなところまで飛んでいるわよ?」
ミラがデイブに話しかけるがデイブは挙動を一切動かさずにテレビに釘付けになっていた
「デイブ?」
ミラがデイブの違和感に気づく。ミラは少し目線をそらし気まずそうにした、いや、めんどくさそうにしていたのも知れない
「ふ~~~~、学校で何か嫌な事でもあった?」
ミラは平然とそう聞くとデイブの頭が初めて動いた
「そんなことないよ、ミラおねぇちゃん」
「!!?」
ミラは背筋が凍った
「デ、デイブ?」
ミラは驚いた、いや、恐怖した。デイブはまだ11歳の子供のはずなのに対し先ほどの声、あれはおかしかった、11歳の子供から発せら声とは思えないほどにガラガラとした低い声をした男の声だったからだ
ガタッ
デイブの頭が動いた
そして、ゆっくりと後ろを向いた
ぐちゃ!!バキッ!!ごきっ!!
デイブの頭はまるでフクロウの様に180°回転しミラの方に向いたからだ
「キャーーーーー!!!!!!」
ミラは絶句した。デイブの頭が回転氏からではない。デイブの顔が明らかな死人だったらだ。目は閉じ瞼は膨れ上がり、唇は真っ青を通り越してもはや生気を一切感じさせないほどに白かったからだ
「うそ、うそよ!!デイブ!!!」
ミラの目には涙が浮かび上がっていた
「ざばぁ!!!!」
するとデイブの頭がキリンの様に長くなった
「~~~~~!!!!!」
ミラは頭を抱え腰を抜かし地面に鈍い音を立てながら地面に座りこむ形になった
「知らない?。日本のアニメのオマージュなんだけど・・・・、ま、アメリカ人だから分かるわけないか」
男の腕だけがソファーの内側から見えている
男の腕は長くもなく短くもなかった、
ただ、明らかな「戦闘用」と分かる腕をしていた
ボディービルダーの様にムキムキでもなく、ボクサーの様なしなやかな筋肉もしていない、柔道家の様な前腕が発達した筋肉もしていない
男の筋肉について例を挙げるとすれば、「全対応型の筋肉」をしていた
特殊部隊の様な銃を持つ筋肉でなない、だが、その「実戦」を明らかに想定した筋肉だという事が素人目にも明らかだった
それはミラの目にも明らかだった。ミラは体を震わせながらある事と男が似ているのを肌で感じた
ミラは思い出していた。街中でたまにいる異様な空気を放っている者の事を。身長も高くはない、顔も良くない、筋肉もぱっと見でわかるほどについているが格闘家の様な存在感もなく、流行りに流される不良の様なアホさも勢いも感じない、その筈なのに何故か周囲に緊張を与える者。その言葉では表しきれない「異様感」それと同等の気配を男は腕だけ分かるほどにもっていた
そして、その関りあいになるはずもない「異様」が自身に敵意の刃を向けていることをミラは理解した
男は咳払いをするとデイブの頭をもった声を高くしながら喋った
「ミラーおねいちゃん~ひどいよ~顔を見ただけで叫ぶなんて~~デイブ悲しいい~~」
ミラはデイブの変わり果てた姿を無意識に目に焼き付けるように見ていた
ミラは目に涙をためた。そんなに可愛がった記憶はない、友達と遊んでいる時に、ふと弟は今何をやってるのだろうと思うことがたたある位の愛しかないのはミラ自身が分かっていた。だが、ミラは今、恐怖の感情よりもこれ以上ない悲しみの感情の大きく勝っていた、そのことにミラは悲しくなった
「(なんで私はデイブにもっと優しくしてあげなかったのかな?デイブは私よりもいい子だったのになんで、なんで、なんで、こんなことに・・・私が死ねばよかったんだ)」
ミラは涙をぬぐいながら喉を突っ返させながら泣いていた
「ミラ~おねぇちゃ~~ん。無視しないでよ~~~」
男は手人形の様にデイブの頭を動かし声を高くしながらミラに喋りかけていたが、ミラは男の声には見向きもせずにただ地面にへたり込み泣いているだけだった
「・・・・なんだよ~~、じゃもういいや」
男は手に持っているものをミラの方に放りなげた
ミラの足元にコロコロと転んでいった
「?・・・ひっ!!!」
ミラは足元に当たったモノを見ると目を見開き固まった
「あぁぁああああ」
ミラは感じた
「あ、やっと反応してくれたねぇ・・・、デイブ~~うれしい~~~」
男はソファから顔を出しにやけた口調でミラに向かってそういった
ミラはデイブの生首を直視ながら方針していた
「(デイブ・・・怖い、怖い怖い、怖い怖い)」
その時、デイブの生首の淵からドロッとした血と肉が固まったものが床に滴り落ちた
ミラの心は一気に一つのものへとなった
「(死にたくない!!!!死にたくない死にたくない死にたくない、死にたくない!!)」
男はミラの方に近づき座り込んで俯いているミラの顔を見るために、床に武将ひげをこすりつけながらミラの顔を覗き込んだ
そして、一言、発言した
「ダメェえええ~~~~!!!」
ミラは男の見透かしたような発言を聞くとミラは叫んだ
「ッッああああああ!!!!!!」
ミラは自身の股の間から尿を床中にぶちまけた
男はその尿が床を伝って自身の顔に触れてもミラの顔を覗き込んだ
そして、尿をなめながらこう言った
「さいしゅうしょうの始まりだぁぁ~~」
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この物語はフィクションです、実際のモノとは関係ありません( ^ω^)・・・




