No,7 外出
休日、僕は冒険者ギルドを尋ねている。
理由は1つ、冒険者登録をした方が便利だからだ。
「冒険者登録ですね、始めてのご利用ですか?」
「はい。」
「では、ご説明を。」
「奈落から這い出る魔獣の討伐や困ってる人の助けを依頼と言う形で解決するのが冒険者です。そして、その依頼の管理をするのが冒険者ギルドです。」
成程。そうだったのか。僕が聞いた話だと...
「魔術士の登録もできるって聞いたんですけど。」
「はい。できますよ。両方しちゃいますか?」
「あ、お願いします。」
「それでは、こちらの水晶に手をかざして下さい。」
あ...また壊しちゃいそうだな。今回は魔力を極限まで落としとこ。
魔力を最大限抑えて手をかざす。
水晶が太陽の様な光を放つ。
「こ...これはSランク?!!」
Sランクって確か最高ランクだったはず...
「くーもやる!」
猫型でくーが触れると水晶の中でパチパチと爆発が起こる。
「え、Aランク?! 猫がAランクなんて聞いた事がない...」
どうやら規格外だった様だ。その場にいる全員がぽかんとしている。
―――――
ギルド認定証を貰ったその後、くーが「つまんない!」と駄々をこねたから街を散策する事にした。
「楽しい?」
「うん! 食べ物いっぱい!」
僕へなのかくーへなのか、街ゆく出店の人に食べ物をいっぱい貰う事が多い。
ただ...
「覚悟!」
間一髪の所で攻撃を避ける。
一体誰なんだこの人は。
「あんたね! イオラに言い寄るハエは!」
「人の事ハエって...イオラさんには魔眼をコントロールするきっかけを作っただけですよ。」
「ごちゃごちゃうるさい! 覚悟――」
「やめなさい!」
――ゴツン!
頭を殴った鈍い音が響く。イオラさんが仲裁に入ったのだ。
「くー、落ち着け。」
臨戦態勢のくーの頭を撫でて宥める。
「数日ぶりですね。イオラさん。」
「あの時はありがとうね。エドワードくん。」
名前:くー
家族:母 ご主人
種族:人獣
固有魔法:爆破魔法




