No,10 告白
王宮で行われる建国祭。城下でも輝かしい祭りが行われている最中、僕は何故か王宮へ招待されていた。
理由は先日の王子を助けた件だろう。
「来てくれてありがとう。エドワード先生。」
そう僕に声を掛けてきたのは第2王子様だった。
「いえ。こちらこそ、お招き頂きありがとうごさいます。殿下。」
「そうだ! 是非、兄妹達にも会ってくれ。」
「はい。そうさせていただきます。」
にしても、流石王宮だな。知ってる顔だけでも全員が伯爵以上だ。
「君か、ユージィの足を治した天才医者というのは。」
今度は凄く厳かな雰囲気を持ちながらも、とても大らかな人物だ。
「はい。アースヴァリア第1王子。」
「一体どうやったんだ? 王宮の医者でも魔術士でもそんな事はできないぞ。」
あ〜...それか。
「説明が難しいんですが、患者の魔力で足を型どって自分の魔力で埋めるんです。そこに治癒魔法をかけると急造にはなりますが擬似的な足ができます。」
「あとは定着するまで置いて、リハビリと同じ要領で運動すれば完全に馴染みます。」
と、言っては見たものの恐らく分からないだろうな。
「成程...理論は分かるが実際は至難の業だろう。」
...凄いなこんなマイナーな話も通じるのか。
「こら、そんな真面目な話はお兄様に通じないわよ。」
お、聞き知った声だ。
そちらを向くと純白のドレスを着たシャーリィだった。
「こらこら、私だって魔法学や医学を学んでいるぞ。」
「こんにちは。シャーヴェリア第5皇女様。」
「もう、いつも通りシャーリィで良いわ、エド。」
そう言い、改まる様にシャーリィはこちらに向き直る。
「エドワード、わたしと人生を共にしてくださらない?」
これは...告白。受けたこと無いから返し方わからねぇ...
必死に考えた末に返す。
「それはお受け出来兼ねます、王女様。」
会場が少し騒つく。
当然だ。第5皇女とはいえ、王女の一世一代の誘いを断ったのだから。
「な...何故でしょう?」
「私共は未だ学生の身分ゆえ。それに...私は医の道を志す半ばです。」
「でしたら...私共が成人した時、又お受けして貰えませんか?」
「その時は是非、喜んでお受け致します。第5皇女殿下。」
「...もう、シャーリィで良いってば。」
名前:ウィル・サーヴェント
家族:両親 アシュワード エドワード
種族:人間
固有魔法:結界魔法
備考:クランゲイン公爵家のメイド。
王宮でも5本指に入る魔術師。
実は元王宮魔術士。
エドの魔術、医療の師匠。




