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11話 寒気を感じて


気が付いたら10月……遅くなりすぎてすみません!

なるべく、毎日投稿するようにします。

…今回はパッセロさんのお母様が体験した怪談です。





俺の家の近くに『少年自然の家』と呼ばれる施設があります。そこは、小学生の宿泊学習や、研修、夏にはお祭りが行われるなど、地元ではかなり馴染みのある場所です。そんな場所であの出来事が起きたのは、確か2,3年前のことでした。



その日、母は青年育成会の研修でそこに泊まっていました。

会議が終わり、友達と喋りながら廊下を歩いているとき、母は突然寒気を感じたそうです。ふと足を止めると、そこは誰も使っていない部屋。だから、誰がいるはずありません。それなのに母は『白い人影をはっきりと見た』と言っていました。


俺の家族は、俺と母親だけが霊感を持っています。俺よりも、母の方がはるかに強い霊感の持ち主です。それを知っていた母の友達は『気味が悪いから早く部屋に戻ろう』と促したそうです。母は仕方なく戻りました。


次の日、食堂に向かう途中、再び悪寒に襲われ足を止めたそうです。すると、やはり昨夜の部屋の前でした。偶然ではなさそうなので、気になった母が管理人に聞いてみたそうです。すると管理人は『かつてあの部屋で首吊り自殺した人がいる』と母に告げました。



後日、その部屋のお払いをしたと近くにすむ友達から聞きました。


ここから後は、気になった俺が独自に調べたことです。少年自然の家がある場所は、元々戦争で亡くなった方を埋めた墓場でした。何て所に、こんな施設を建てたのでしょうか。そういう事情があるからでしょう。『ここで霊を見た』と言う人は何人もいるみたいです。嘘か本当かはわかりませんが。


まあ、母が見た霊はそれとは無関係だとは思いますが。そんな訳で、母は疲れきった顔で帰ってきました。




―――見事に霊をくっつけて―――




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