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10話 新築の家で


久しぶりです!8月中にUP出来なくてすみません…

今回は、三山さんから頂いた怪談です。ありがとうございました!




今も住んでいる実家の話です。

築十年も経過していない家ですけど、不思議なことがよくありました。


夏の夜、自室でぼんやりと本を読んでいました。本を読みふけっているうちに、気が付けば0時を回っていました。そろそろ寝ようと思い、本を閉じました。トイレに向かうため、部屋のドアを開け廊下を歩きます。


その時、俺は不思議なモノを見ました。


廊下の真ん中あたりに、ぼぅ……と蒼い光が浮かんでいたのです。ぼんやりと『人魂だ』と思う自分がいました。ですが、その一方で、あの蒼い光に見惚れてしまっている自分もいました。

たぶん、数秒の出来事だったと思います。すぅっと空気に溶けるように消えてしまいました。

最初は、気のせいかと思いました。ですが、まだ瞼の裏に怪しげな人を引き付ける蒼い光が、残留していたので、気のせいではありません。




あの光は、何処に行ったのでしょう。





あの光が現れた場所から1番近くの部屋での出来事です。

蒼い人魂を見てから、しばらくたった時だったと思います。ふいに人魂のことを思い出し、家じゅうを探し回っていました。そして、1番近くの部屋の扉を開いたとき、不思議な霧がポワンと浮いていたんです。霧というより、まとまった雲というのでしょうか。



マイナスイオン装置やらなんやらがあれば、不自然な事ではないのですが、そういった霧やら雲やらを発生させる装置は有りません。

普通だったら、怖がるかもしれません。ですが、その時は怖くありませんでした。むしろ、その霧みたいなモノに頭を突っ込んだり、全身を突っ込んだりして遊んでいました。


遊び疲れた時には、霧があった様子は何処にもありません。





あれも一体、なんだったのでしょうか?




他にも、俺の部屋では不思議なことが起こります。

家鳴りが止まないんです。最初はいずれ収まるだろうって思っていたのですが、築10年以上も経過しても未だにやまないんです。というか、俺の部屋だけ鳴ります。気味が悪いので、別の部屋に移っても無駄です。なぜなら、移ったらその日から、今まで俺の部屋だった部屋の家鳴りが収まり、代わりに新しい俺の部屋だけ家鳴りがするようになったんです。まるで、ついてきたみたいに……



インフルエンザの時には、頭の上で人の声が聞こえてくることがありました。何を言っているのかは、聞き取ることが出来ません。ただ、ラジオの周波数があっていないみたいに…漠然と誰かと誰かが話し合っているのが聞こえてくるのです。





…俺の家では、いったい何が起こっているのでしょうか?



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