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12話 視えないけど…


2話連続投稿の2話目で、菜の花さんから頂いた話です。

遅くなってすみませんでした!!




学校の通学路で、かなり細い道があります。しかも街灯もほとんどなく、暗い道があるんです。それで、その道の途中に一軒の家があります。人が住んでいる気配はありません。昼間でも暗い道の真ん中にあるはずのその家に、電気が灯っている事なんて1度も見たことがありません。そんな家の横を、自転車で通り抜けて行くのですが……


夜に通ると、決まってその家の玄関先のところに、人がいる気配がするんです。実害はなく、ただボーッと立っているだけという感じでです。


私には霊感がないはずなのに。


昼間は全然そんなことはなく、その時見てみても、柱と低木があるだけです。ゆっくり走って、注意しながら行くと、そんな感じはしません。ですが、自転車でスッと通り過ぎる時だけ、誰かが建っているような気がするんです。




気のせいだといいんですけど…




もうひとつあります。



これは、私の自宅の話です。

数年前くらいからでしたでしょうか。ドアを開け閉めすると、じわっと何かが滲むような感じがします。

ドアノブに触れた瞬間、ドアのところで一ヶ所…時折数ヶ所から、じわっと得体のしれない何かが広がって消える感じです。しょっちゅう、じわじわする時もあれば、全くならない時もあります。


私だけかと思い、妹に相談してみた時がありました。すると妹は



「何それ」



と流されてしまいました。どうやら私だけみたいです。



ある時、私の部活の後輩が家にきた時がありました。

その子は若干霊感があって、霊的なものも見えるそうです。ちょうど家にいるということもあり、私はその子に、以前から気になっていたこの事を話してみようと口を開いたときでした。



「この家、何かいますね」



私が口を開く前に後輩は、あっさり言いました。その子自身、そこまで霊感は強いわけではないので、何なのかまでは分からないそうです。

実害はないので放置しています。放置しているからでしょう。今もドアを操作する度に、じわ…じわ…となったりします。




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