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夕陽が落ちる頃の夢  作者: 朝宮ゆう
おばさんと言う職業

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19/20

旦那と言う人

高水君がいなくなった後、家庭教師が、女の人に代わりひたすら勉強をする日々が続いた。

そして無事、親の望む大学の学生になれた私は、やっと解放されて弾けてしまった。

初めての一人暮らしは快適で、毎晩の様に遊び回っていた。

一人でいると、身体も淋しくなる。

時々、誘ってくる男の人にふらふらと着いて行ってはセックスをする。

しかし、なんか違う。

直ぐに飽きてしまい、取っ替え引っ替え遊び回っては、酒を呑む。

爛れた生活をしていた。

卒業間際に、たまたま来ていた親に男といるのが見つかり、ただの友達だと言い訳をしたが、通用せず、遊んでいる事は部屋に入られて直ぐにバレた。

高校時代着てなかった、派手でエロい洋服や下着が部屋の中に干してあったからだ。

その上、ゴミ袋にはビールや酎ハイの缶だらけ。

母親は泣きながら

「結衣どうしちゃったの?」

と言った。

父親は気まずかったのだろう。

「卒業したら、家へ帰れ。」

とだけ言った。

無事卒業出来た私は、実家に帰らされた。

そして、1枚の写真を父親に渡された。

見るとそこには高水君に少し似た男の人が写っていた。

「結婚相談所で見つけた。結衣の好きだった男に似てるだろう。自分を安売りするな。見合いしろ。」

父親は、怒り口調で言った。

「はい。」

私は力無く返事した。

お見合いは、カジュアルな感じで2人でディナーに行った。

「初めて写真見た時から、気になってました。」

旦那は一生懸命に話題をふり、楽しい人だった。

やっぱり、高水君に似てる。

頭の中そればかり考えるが、その当時の私はそれが失礼な事とも思わず、顔ばかり眺めていた。

そのまま、流れでセックスしてしまったのだが、いつもと違う。

高水君に似てる。

それだけで満たされた。

初めて避妊をせずにして中に出されると、たまたま生理が来た。

旦那は驚いた様子で、

「初めてだったんだ。大事するから結婚しよう。」

と言って来た。

私は黙って頷いた。

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