表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夕陽が落ちる頃の夢  作者: 朝宮ゆう
おばさんと言う職業

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
18/20

翌日から

宮へ行くと、重機が入りプレハブを敷地内に建築している最中だった。

桑さんも驚いた様子で、私の隣にいた。

「今日から、工事が入る。」

背後から宮司が立って言った。

「これはね。私の夢なんですよ。参集殿。ここに鬼瓦を私の顔を彫る。そして300年私はこの街を見守るんだ。」

私は呆然とした。

と、同時に私が思っているより、みんなの事を考えている人なのかも知れないと思った。

その日、宮司が1日いるのは皆にとって予想外だったのだろう。

巫女が宮司の世話してくれていて、私はいつも通り。おばさんの部屋で過ごす。

そんな中、事は起きた。

紗和ちゃんが来たのだ。

今日は休みなはず、どうしたのだろう。

「結衣ちゃん、ごめんスマホ預かって。あゆちゃんの外祭についてくから。」

紗和ちゃんはそう言ってスマホを置いた。

私は

「ちょっと、今日宮司いるよ?バレたらマズイって!」

と、小声で止めた。

「やっぱり、無職のDV旦那より、あゆちゅんと2人で、あゆちゃんちのお宮をやりたい。だから、ごめんね。」

そう言って出て行った。

私はと言うと、

「結衣おはよう愛してるよ。」

等と高水君とメッセージのやり取りにわくわくしてしまっている。

お互い様なのか。 

紗和ちゃんの事をどうこう言える立場ではなくなっている。

そんな日々がしばらく続いた。

紗和ちゃんは仕事中、ずっと鮎川さんに着いて周り、次第に周りの目を気にしなくなってきた。

その隙に高水君とメッセージをやり取りする。

「1番の思い出って何?」

「奥さんと今でもセックスしてるの?」

等深い部分までお互いメッセージし合う仲になっていた。

高水君はもう5年もセックスレスで、してた時は私を思いながらしていたと言う。

思い出も一緒で海岸で車を停めて昼寝してたら、お互い抱き合っていて、車の周りに人集りが出来てしまった事。

懐かしい。

あの時に戻れたらな。

毎日そんな事を考えて仕事を適当にこなしていく。

そんな中、宮司が私1人の時におばさんの部屋へ入って来た。

「紗和はどうした!」

宮司は大変怒っていた。私が答える間もなく

「いつからだ!いつから鮎川と出来ている?」

私に詰め寄ってきた。

「わかりません。」

私は震えながら答えた。

「噂になってる。私が紗和に幾ら注ぎ込んだか分からんのか!鮎川の奴、掻っ攫いだ!」

宮司は怒りを露わにしながら、部屋を出ようとし、

「紗和が帰って来たら、私の部屋に来る様に伝えなさい。」

そう言い残して出て言った。

その日、帰って来た紗和ちゃんに、今日の出来事を伝え、

「大丈夫?」

と聞いた。

「慣れてるから、任せて。」

紗和ちゃんはケロリとして宮司の部屋へ入って行った。

心配だな。

そう思いながら、長い時間紗和ちゃんの戻って来るまで、帰宅時間が過ぎても待ってしまっていた。

「ただいま。」

紗和ちゃんは、少し疲れた様子で帰って来た。

「大丈夫だった?」

私が言うと

「うん。手で許して貰った。」

と、苦笑いしながら紗和ちゃんは言った。

ここの宮は狂ってる。

私は、段々我慢が出来なくなって来ていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ