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夕陽が落ちる頃の夢  作者: 朝宮ゆう
おばさんと言う職業

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17/20

夢の中の夢

その日見た夢は幸せだった。

あの日、展望台の上て約束した後、高水君の家に招かれた。

両親に紹介される。

「お前が女の子連れて来るの初めてだな。ガールフレンドか?」

高水君のお父さんが言うと

「違うよ。フィアンセだ。」

と、言い家に招かれた。

「大事な人が来るから、ご馳走を用意しといてって、こう言う事だったの。」

高水君のお母さんは言った。

お父さん似なんだ。

そんな事を考えて、家に上がらせてもらった。

夢はいっぺんに悲しい思い出になった。

別れた日の事だ。

あの日、いつも通り勉強を教えてもらっていたが、同時にセックスにのめり込んでいた私は、勉強中我慢が出来なくなって言ったのだ。

「Hしたい。勉強やめようよ〜。」

「結衣、勉強しないと大学行けないよ。結衣の目指してる大学は難しいんだから。」

真剣に考えてくれてるのはわかる。

でも、その時、私達はまだ子供だった。

「じゃあ、別れる?」

思わず言った言葉だ。

本心では無い。

「一度好きになったら、一生好き。でも、結衣に一回でも、そう思われたのが僕には耐えられない。ごめん。」

そう言って出て行ってしまった。

後から追いかけても、間に合わない。

何で?

それから、連絡が全くつかなくなってしまったのだ。

高水君の代わりに女の家庭教師が付き、黙々と勉強をする日々。

嫌だ!

嫌だ!

心の中で、悲しさで目が覚めてしまった。

もう、寝れないな。

白っぽくカーテンから、陽が入る。

今日は巫女が来る日だ。

のんびりなんてしてられない。

そう思い起き上がると、涙が溢れ出して来た。

夫と娘を起こさない様に、そっとキッチンで泣いた。


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