欲しがりの母親はもううんざり!若い娘を妬んで親だから子どもだからとなにもかも取り上げるあなたはもういらない〜なにもしてくれない父も兄も私の家族じゃないので母への生贄役は卒業します〜
最終エピソード掲載日:2026/05/31
本の中では欲しがりの姉や妹が主人公のものを欲しがって、主人公は冷遇されながらも精神的な問題が強い姉妹を撃退する物語がある。そういう悪を倒す的なものだ。
それは自分だって読むくらい好き。シリーズものだったら、買うし続刊も買う。買う……のだが。
「お母様!やめてくださいと何度言えばいいの?勝手に取っていかないでって言いましたよね?」
怒鳴るのはこの家の長女ラディシャ。怒鳴っている相手は母親のはずの女性。マーインは何食わぬ顔で、ちっとも悪く思ってない様子を見せる。
「ちょっと借りただけじゃない。ケチくさいことを言わないで。それに買えばいいのよ」
「は?買ったのに、二冊目を、ですか?いちいちあなたが借りたかどうか確認して、買いに行かないといけないなんて、理不尽ではないですか!いい加減にしてほしいですっ」
「うるさいわね。貴族の子女が叫ばないで。品がないのよ。親に向かって子どもが反抗するなんて、悪い人と関わってるのではなくて?」
「く……!」
母はいつもそうだ。正論を言おうと内容を全く関係ないところへ押しやってズラす。そうして、ずっとずっとラディシャのものを勝手にとっては勝手に自分のものにする悪質な悪癖があった。
家の中に裁けない盗人がいるようなものである。
それは自分だって読むくらい好き。シリーズものだったら、買うし続刊も買う。買う……のだが。
「お母様!やめてくださいと何度言えばいいの?勝手に取っていかないでって言いましたよね?」
怒鳴るのはこの家の長女ラディシャ。怒鳴っている相手は母親のはずの女性。マーインは何食わぬ顔で、ちっとも悪く思ってない様子を見せる。
「ちょっと借りただけじゃない。ケチくさいことを言わないで。それに買えばいいのよ」
「は?買ったのに、二冊目を、ですか?いちいちあなたが借りたかどうか確認して、買いに行かないといけないなんて、理不尽ではないですか!いい加減にしてほしいですっ」
「うるさいわね。貴族の子女が叫ばないで。品がないのよ。親に向かって子どもが反抗するなんて、悪い人と関わってるのではなくて?」
「く……!」
母はいつもそうだ。正論を言おうと内容を全く関係ないところへ押しやってズラす。そうして、ずっとずっとラディシャのものを勝手にとっては勝手に自分のものにする悪質な悪癖があった。
家の中に裁けない盗人がいるようなものである。