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『半径1メートルの日常』  作者: 八神 真哉
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『日々平穏』 おまえだな


2026.3.14


庭の茶色い葉の低木バーベリスに茶色いバッタの姿。


いや、待て待て待て。

バッタって年越しするのか? この歳まで見たことないぞ。


調べてみると、

「日本のバッタの多くは冬には成虫が死んでしまうが、例外として、ツチイナゴやハネナガヒシバッタなどは成虫のまま越冬しする」とある。


色については、幼虫が育つ環境によって変る。保護色だと。

――おまえ、ずっとここにいたな。



2026.3.18


学名、日本のバーベリス。

(販売業者はチョコレートバーベリスと名付けていた)

茶色く、つやがあり厚みもある、その葉の先っぽに、いくつか白いものが見える。

これまで1度も咲いたことのない花のつぼみか?


いや、新芽をかじられただけのようだ。

そこには茶色いバッタが1匹。


喰ったのは、おまえだな!



2026.4.17


ピオーネの新芽は若々しい黄緑色。

問題は昨年伸びた茶色い枝に、例の茶色いバッタが乗っかっていること。

確かに保護色。


種類にもよるが、バッタによっては、やわらかい葉を食べるとある。


葉っぱも困るが、花穂には手を出すんじゃないぞ。

そうでなくても、昨年、このあたりに出没するカラスがピオーネの実の味を覚えてしまったんだから。


あっ……カラスはなんでも食べるらしいぞ。

きみ、ここは、やめておきたまえ。


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