前世の記憶①
改訂版です。読んでいただけるとありがたいです。
==========
僕の名前は、ウィル・アス・エストラード。エストラード聖王国の第三王子。まぁ第三王子とは言っても権力とは無縁で『役立たず』と蔑まれていた居るのだが。
そんな僕は周りの視線に嫌気が差して離れに引っ込み趣味のモンスター文献をまとめてばかりいた。
周りとの関係を断絶して3年。急に王城に呼び出された。
「なんだ!余はここを出ないぞ!」
「ウィル様これは、王命です。来て貰います。」
騎士が首を動かしたかと思うと、兵士によって強制的連行された。兵士に連れられ王である父の前に連れてこられた。
「久しいな。ウィルよ。」」
父は、蔑んだ目をこちらに向けながら声を掛けていた。僕は、この目がなにより苦手だった。
反応に困っていると、呆れたように言葉を続けた。
「満足に返事も出来ぬのか。まぁいい。役立たずの其方に役目を持ってきたぞ。」
「や、役目、、、、、」
「そうだ、ありがたく思え。おい!」
また兵士に連行され、地下牢に向かった。何をさせられるのか恐怖であったが、この人数相手に逃げることも出来ないのでおとなしく従った。地下牢に到着し鎖で拘束された。
「な、なんをする!」
床には、魔方陣が描かれていた。目の前にはこの国の筆頭魔道士がいた。
「お久しぶりです。ウィル様。」
「其方は、ゼノン。余に何をする気だ。」
「ふぉっふぉっふぉっ。『役立たずの王子』最後に役に立って貰いますぞ。」
そう言って、ゼノンは呪文を唱えた。連動するように魔方陣が光り輝き僕の魔力を吸い出した。どんどん吸われていっている。このままでは死んでしまうだろう。だが、止まる気配はない。それどころか勢いが増しているようだ。
「お~~~~!さすが王族。腐っても魔力だけはあるな!」
そんな言葉を聞きながらだんだんと視界が暗くなっていき、完全に暗転した。
=======
「はぁ、はぁ、はぁ。収まった。」
僕は、自分の前世が王子であることを思いだしたのだ。
作者のやる気のために「ブックマーク」「感想」「評価」宜しくお願いします。




