プロローグ
改訂版です。読んでいただけるとありがたいです。
【スライムダンジョン】2階層。
僕は、今ピンチに陥っていた。前後をスライムに囲まれていた。
相対するは、『最弱』と名高い僕一人。
「おりゃ!」
先手必勝とばかり前方のスライムに刃を振るう。しかし、速度が遅いせいか余裕で避けられる。
続けざまに剣を振るおうとするが、後方のスライムが体当たりを仕掛けてきた。
「ぐっ。」
モロに攻撃を食らってしまった。
痛みに耐えながらスライムを掴み壁に思い切り叩きつける。酸性の身体を掴んだせいか手に火傷をおう。
然れど、スライムも衝撃で核が壊れたのかグズグズと身体が崩壊していく。一匹目撃破だ。
残りの一匹が襲いかかってくる。攻撃する瞬間を見極め横に躱す。スライムは、勢いそのまま壁にぶつかり、動きが鈍る。その瞬間を逃さず、トドメをさした。
「はぁ。終わった。くそ手痛った。掴むんじゃ無かった。」
「勿体ないないけどポーションを使うか。」
鞄からポーションを取り出し手に振りかける。患部が光ったかと思うと次の瞬間痛みが消え完全に完治した。
「なんど見ても不思議な光景だな。それにしても今日はこれで赤字か。世知辛いな。もう少し討伐して帰ろう。」
僕は、次の獲物を見つけるために歩き出した。少ししてスライムを見つけた。普通のスライムではなく金色に光り輝いていた。
「レ、レア個体か!絶対に倒す!」
気づかれぬように後ろからソッと近づき、剣を突き立てる。金色のスライムは、消えその場にはオーブが残されていた。
「こ、これは。す、スキルオーブ!初めて見た。」
生まれて始めてみるスキルオーブに興奮する。しかも、かなりレア度が高そうだ。
「さてこれどうするか。売るか、使うか。悩ましいことだ。」
スキルオーブは、売れば一生暮らせる金額を手に入れられる。しかし、売ればそれまでだ。二度と手に入れられないだろう。悩んだ、悩み抜いた結果使うことにした。
「確か飲み込めば良いんだよな。しかし飲み込めるのか。」
かなりの大きさに躊躇したが、男は度胸とゴクッと飲み込んだ。その瞬間頭に激痛が走り見知らぬ記憶が蘇ってきた。
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