123/172
半分死んでますが何か?7
クロエに人差し指を突き付けられて菊子は思わず両手を上げる。
「あの、クロエさん、私……」
「話しはお終いよ。出てって」
「えっ、はっ?」
「早く出てって!」
「はい!」
一目散という言葉通り、菊子は部屋を出る。
動悸、息切れの症状。
菊子は扉にもたれかかる。
だめだ。
どうしてこうも話しの通じないお方ばかりが現れるの?
疲れる!
寿命メーター、どんどん縮んでく!
菊子はよろめきながら歩き出す。
兎に角、兎に角、クロエちゃんと目黒さんには近寄らない様にしなくっちゃ!
ようは誤解を生まない様にすれば良いのよ!
そう、私は影の存在になるの!
黒子に徹しよう!
クロエの勘違いから生まれた三角関係。
それは菊子に取っては魔のバミューダトライアングルの様に不吉極まりない。
冷蔵庫にエナジードリンクあったかな?
菊子は現在の唯一の希望を求めてキッチンを目指すのであった。




