第四話 あぁ。やっぱり国民に期待なんて持てない。
労働保守党本部では、丸川秘書と常世総理が
新聞記者に独占インタビューをされていた。
「はじめまして、私の名前は山田太郎と申します。本日は取材よろしくお願いします。」
その名前を聞いて、丸川秘書は思った。
(やっぱり、全国で一番名前が多そうな名前ランキング第一位の山田太郎さん。政治家だけではなく新聞記者にもいるな。普通の山田太郎さんと違って、政治家も記者も炎上狙いだけど…)
「よろしくお願いします。常世総理です。好きなのはもやしのお供です。」
「常世の秘書をやっている、丸川工と申します。本当の貧乏ならば、もやしだけで美味しいです。」
その自己紹介を聞いた、山田太郎さんは心地のよい微笑した。
「アハハハ。確かに面白いですね。夫婦漫才的な。」
記者がそう言うと、総理と丸川秘書は無感情でお互い指を指した。
「「こいつとは、絶対に夫婦にはなれないし面白くない。ただの利害関係が一致しただけ。」」
こいつとは馬が合うわけがないように指を指していった。もう、まるでお互いが恋の関心がないように。
「いやいや、国民の間では話題ですよ。山田そじょう総理の時よりも丸川秘書はホワイトて。」
「今のほうがブラックなんですよ。あの時のほうが楽しいかった。」
「総理もいい人だって。」
「常世総理は普通にクズの塊です。」
「そんなバカなわけないでしょう。清しい人間だって。」
総理と丸川秘書は同時に息を深く吐いた。
「「国民が勝手にそう思っているだけです。」」
記者は、最後に質問した。
「お互いは、恋愛関係だと。」
「「誰だよ。それ言ったやつ。異世界日本国憲法なかったら、覚えとけよ。」」
息のあった無感情の2人の話に記者は大爆笑した。
「やっぱり、夫婦ということで。ありがとうございました。」
「「おぉいぃぃぃ!お前、憲法なかったら徹底的に潰すように刑法204条改正しとったわ。記者はその行為は大丈夫だって。」」
記者に対して、二人は許せない気持ちで固まっていた。しかし、記者はもうそこにはいなかった。
二人はこう思った。
((本当に国民て…憶測から憶測を混ぜるなよ。それよりクソが。新聞会社もちゃんとした情報を扱ってくれ。))
丸川秘書はひと言つぶやいた。
「でも、肝心なことはめちゃクソ当てることが多いよな。」
「そうなんだよ。なんか、あいつら肝心なことつまり金と命に関することはめちゃクソ当てるだよな。」
「そこは素直に褒めましょうでも…」
二人は空気が合うように言った。
「「間違えたことも言うこともあるだよな…」」
二人は戸惑っていた。その緊張感が一気に消えた瞬間人間はなんでも質問するのだ。
「総理てさ、なんでそんなに国民を嫌っているの?」
その声を丸川秘書を聞くと、常世総理は少しプッと笑った。
「あぁ。それはな。」
続く
次回 第五話 常世総理の過去




