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第二話 演説での国民の操り方

 国会記者会見室で、官房長官の挨拶の後、常世返無意総理が演説を行った。


 「こんにちは。総理です。

まず初めに物価高騰対策についてです。

物価が高いと国民が困りますよね。当たり前ですが、政府がそのことを表明することが大事だと思います。

具体的な対策としましては所得税の減税を視野に入れて実現に向けて努力して参ります。

 次に外国人の受け入れは止めます!

具体的内容は…」

 

 演説を行った後、日本国旗に一礼をした後去った。


 記者会見が終わった後、総理は丸川秘書と出会った。

「…今回はどうやって国民を操ったですか?」

「アハハハ。酷いな丸川君は。まぁやったけど。」

「なら、やり方を教えてください。」

「いいよ。あなたはもう自分の…まぁいい。説明するわ。」

 総理が何かを言おうとしたが、

何の計画が終わるので口が自動的に止まった。


「(視野に入れて努力して参ります。)と、言ったやん。」

「そうですね。言いましたね。…まさか!実際にはやらないですね。」 

「チッチ。所得税は減税する。」

「?!?それじゃ、操るてなんですか!?」

丸川秘書がこいつやっぱりバカなのかという目線を向いた。


「まぁまぁ、落ち着いて。所得税は減税するが、

代わりに特定品目税を導入する。」

「それって5万円以上の物にさらに税金をかける高級税じゃないですか…でも、それって増税党政権の時に作ったじゃないですか。山田そじょう総理が廃止しようとしたやつですね。」

「そう!その時から私は仕込んでいた。

…山田そじょうは予想してなかったけど。

詳しく中身を言うと悪用しそうだから言わないでおくよ。」

「…そいうこと!つまり、増税党が増税しまくって評判を落として、所得税を廃止にする。一見、減税しているように見えるが、前の時に増税したから実質的にはあんまり変わらないということですね。

…でも、あなたの今までの悪事で怪しいですよ。」

「そんなわけないじゃない。アハハハ。」

「本当ですか。現税額出ていない時点で怪しいだけどな。」

 丸川秘書に疑わしい顔で見られているが、

焦っている顔を一つも見せていない総理。


総理は内心思った。

(そう、視野に入れて検討すると言ったから、いくら減税するかは言ってないだよ。丸川秘書の通りに減税額出してないよ。そうすることで、所得税少し減税して増税党の時に作った特定品目税と合わせて結果的に多く税金を集めるだよ。…やっぱり秘書変えるべきか。まぁいいや。面白いし。)



 ー後日、所得税が全体で3%削減された。メディアはこう報道した。

「所得税の減税で、そこまで財源が変わらないです!凄い政策!花道を楽しみましょう。

一部の専門家は増税党が作った特定品目税があるから意味がないと言っていますが、増税党と総理は関係ないので、減税効果はあると思います!」


国民はこう思った。

「さすが。誠実な!総理。」

しかし、一部の国民は

「うーん。なんだろうなこの感覚。怪しい。

増税党と総理は繋がっている。」

「陰謀論で草。政治に興味ない。」

など、様々であった。

          続く

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