フィギュアの緊急事態!(前編)
もはや、ユキはアニメの虜になっていた、特に物語に出てくる「主人公の男」に惚れてこんでいた。
ヒロインさえも「可愛い系」でユキを瞬殺していた。
それは「あなたが想像している、勇者風の主人公」
それは「あなたが想像している、ヒロイン」
ユキとメアリーは「聖地」へと行く気満々であった。
露店をそっちのけで、早くグッズを私室へと持ち帰りたい、ユキとメアリーであった。他の3人は、まだ露店を見たい!と言い、各自、別れる。
地球連邦軍は解散したが、まだ政府からは宇宙大型艦内の自分の私室で暮らすように通知が来ていたのであった。
改めて日本の住所と貸家が決まるまでの事であった、ゆえに「元乗組員」たちは宇宙大型艦の自分の私室で寝泊まりする事になる。
まだ宇宙大型艦の周りには多くの国民が集まっていた、ユキとメアリーは慎重に行動してグッズを守る!
忍び足で戻ろうとする、2人組、早急な行動でユキが入口を作動させる、すかさず中に入る。
ユキとメアリーは「ホッ」とするのである、宇宙大型艦内には、まだ「元乗組員」が残ってる、これは個人の自由なので、残ってるだけである。
ユキとメアリーはお互い「ハイタッチ」して私室へと戻っていく。
私室へと戻ったユキは、グッズを置いて、着替えるのである、ラフな普段着になる。
そしてグッズの箱を出して慎重に中身を取り出す、ユキ、グッズをテーブルに並べて、テーブルの目線に合わせる、ユキは満足感に浸る。
主人公の男性フィギュアは手を前に出して構えてるポーズで女性のヒロインは杖を持って構えてるポーズであった。
ある場面を再現してるシーンだと露店の店員はユキとメアリーに説明していた。
「かっこいい!なぜ手を構えてるのかな?」
「このポーズは、あっ!「魔法」だよね!」
ユキはフィギュアのポーズを前もって露店の店員に聞いていた。あの時の事を振り返る。
『ふふ……それは魔法を放ってる場面なのです!』
『ま、魔法ですか!魔法て何ですか……!』
ユキは目を閉じて主人公の戦ってる場面を想像する、そうか……これが「妄想」なのか。と呟く。
するとユキは微笑み「チョン」と手を触る……すると手は「ポロリ」と落ちるのであった!
ユキは頭の中が真っ白になる「へ?」となるのであった、経験した事もない事態に錯乱する。
まさかの事態にユキは大混乱へとなる、目が泳ぎ、口から今でも泡が出てきそうであった……。
慌てるユキ、そわそわするのである、どうしたらいいのか?露店に持っていくべきか?
「そうだ!メアリーさんの所に行かなくちゃ!!」
ユキはとりあえず、小さな「手」を拾い、メアリーの私室へと向かうのであった!
慌てて私室から出たせいか、男性船員とぶつかる、しかしユキは体制を立て直すのである。
「大丈夫ですか!?お怪我は?」
「えぇ……大丈夫よ、ごめんなさい」
「こ、これは!ユキ司令官!」
「クスッ、もう司令官ではないわよ」
「我々は、貴女を永遠の司令官だと思ってます!」
「ありがとう……本当に嬉しいわ」
男性船員は敬礼して去っていく、そしてユキも敬礼する。ユキは嬉しかったのか、少し照れていた。
「さぁ、メアリーさんのと……ん?」
ユキはある事に気付いた、それは小さな「手」が離れてる事に……。ユキは顔面蒼白になる。
慌てて探す、四つん這いになりながら必死で探すが見当たらないのであった、もの凄く焦るユキ。
「ないないないない!!」
「本当に無いよぉ〜!!ど、どうしてなのー!」
先程、ぶつかった男性船員はガムを噛む為にズボンのポケットから取り出そうとしていた。
「なんだ?この感触は!?」
ゆっくりとポケットから出すと……そこには「小さな手」なのであった。
「ぎゃあぁぁぁぁぁー!!」
男性船員は悲鳴をあげる、近くの船員たちは驚くのであった!
ユキはとりあえず、メアリーの所へと向かうのであった!
小さな手の運命はいかに!!
次回へと続く。(EP82)




