14000kmの航路へ。
南極大陸から日本への距離は14000kmである、これは日本から南極大陸からでも同じである。
この14000kmと言うのは、直進距離なのである。
そもそも、南極大陸に行くには飛行機か船しかない。
※飛行機の場合は近場の都市により、そこから船になる。
海上自衛隊の6隻は宇宙大型艦を中心に陣形を組む「長蛇陣」である、一列に並ぶ、基本的な陣形である。
1番艦、イージス護衛艦、2番艦、補給輸送艦。3番艦、イージス護衛艦、4番艦、補給輸送艦、5番艦、補給輸送艦、6番艦、イージス護衛艦。
宇宙大型艦は海上を航海して航行しなければいけない、飛行すれば、これも「侵略」になるからだ。
すると黒田海将は副大将に連絡する。
「3を前部だ、後部には1、2、4、5、6だ」
「えっ?し、しかし、それでは前方が手薄に!」
「これは命令だ、いいから私を信じるのだ」
「り、了解を致しました!」
黒田海将は的確な命令を下すのであった、そして「宇宙大型艦」の弱点も見抜いていた。
黒田海将は出発の前もって小型ボートに乗り込み、大型艦の周りを一周していた、一周だけで20分以上もかかっていた、これは観察したからだ。
※尚、900メートルの距離を移動すると、車で役3分。人間の足で歩くと12分の目安である。
宇宙大型艦の艦内では乗組員たちは、安堵の表情を浮かべていた、これで、ようやく「地」に足がつくと。
黒田海将は宇宙大型艦に乗り込んでいる、そして艦内ブリッジにて全体をまとめていた、艦内ブリッジには各国の長官たちと一緒にいた。
黒田海将は弱点を国防長官と司令官に伝える。
「この宇宙大型艦には弱点がありますな」
すると各国の国防長官とユキ司令官は驚くのであった、一周を回っただけなのに分かるのか……と。
「その通りだ……黒田海将」
「構造は分からないが、ジェットエンジンに似た物を見た」
※戦闘機のジェットエンジン。
「この大型艦の弱点は船尾のブースターだろうと」
「ブースターが露出してる以上、破壊されたら」
するとユキ司令官が話しに入ってくる。
「はい、正しく、停止して止まりますね」
「私は、少し慎重になりすぎかも知れんな」
「そんな事はありませんよ、黒田海将!」
「我々は黒田海将に感謝してますぞ」
フランス国防長官は呟くのである。
「宇宙に滞在した期間が長期なので海は久しぶりだ」
「はは、私はいつか、宇宙に行ってみたいものだ」
すると黒田海将は艦内放送をする為に「拡声放送システム」を作動させる。
「これより!我々は日本国へと向かう!」
「各自……自由に過ごすべし!」
「これは長期の航行になる!ここは「軍隊」ではない!」
「繰り返す……!各自……!」
それを聞いた国防長官たちとユキ司令官は、きょとん顔になる。
「黒田海将……本当に感謝を致します」
「ユキ司令官、一般人もおるのですよ、ふふ」
「では後は任せましたぞ、ユキ司令官」
「はい!お任せください!」
「前進せよ!目標、日本国!!」
次回へと続く。(EP61)




