救援活動と敬意。
あれこれ、一週間が過ぎようとしていた、海上自衛隊の6隻は、「元」宇宙大型艦ニッポンを目視出来る距離まできていた。
それを見たい一心か、日本の乗組員たちは甲板へと出るのである。
海上自衛隊の全員が甲板へと向かう、一心に「大型艦」を見てみたいのであった、大将も副大将も外に出る、そして全員が驚くのである。
宇宙大型艦の全長900メートルに圧巻される海上自衛隊たち、そして一斉に敬礼するのであった。
敬礼したまま、大将はある事を語りだすのである。
「昔の時代に大日本帝国海軍が製造した戦艦がある」
「大日本帝国海軍の時代ですか?」
「その戦艦は史上最強の戦艦と呼ばれたのだ」
「史上最強だけではない、世界最大の全長なのだ」
その名は……「戦艦大和」
✺大和型戦艦。全長263m。最大幅は38.9m。乗組員2500名。製造元、呉。進水は1940年8月8日。就役は1941年12月16日。そして史上最大の46センチ砲を搭載した「世界最大級の超弩級戦艦」であった。
「その戦艦大和はどうなったのですか?」
「……」
「どうしましたか、大将!?」
「我々は、その歴史を忘れていけないのだ」
「歴史の話しは終わりだ!各自、位置につけ!」
海上自衛隊の編成隊は慌ただしくなる、先に南極大陸の基地に通信を送り、「救援活動」の伝達するのである。
そして「元」宇宙大型艦ニッポンにも通信を送り、乗り移る事を伝えるのであった。
「副大将!後は任せたぞ、私はボートで接近する」
「はっ!了解しました!」
大将は数人の自衛隊隊員を連れて小型ボートへと乗り込み、移動を始めるのである。
大将は近づくにつれ、その大きな宇宙大型艦に「恐怖」を覚えるのであった、この大型艦が多く攻めてきたら……地球は「滅ぶ」であろうと。
大将は後に、こう総理に伝えたのである「本当に人類が争うとはくだらない事です」と。
大将の乗せたボートは特殊なハッチから進入する、そしてハッチは何事もないように閉じるのである。
その構造に驚く大将であった、もはや「1000年後の技術を超えてる」と呟く。
すると大将を迎えにきたのは、各国の「元」国防長官たちと「元」司令官が出迎えていた。
一斉に敬礼をする「元」国防長官たちと「元」司令官。
「この艦の司令官、ユキ・ヨツナです!」
「あ!失礼しました……「元」です!」
「いや「元」はまだ早い、それは帰国してからだ」
大将は微笑むのであった、そして各国の国防長官たちの顔を交互に見つめて……。
「地球連邦軍の国防長官!お会いでき光栄です!」
「私は海上自衛隊の海軍大将「黒田海将」です!」
黒田海将は姿勢を正し、力強く敬礼するのである。
「な、なぜだ!?我々はもう……」
「私は、あなた方に敬意と尊敬してるのです」
「腐っても国防長官なのですよ」
「腐っ……!はは、黒田海将……グスン」
アメリカ国防長官は涙目になるのである、大の男が泣いた。それでも良いのだ、地球連邦軍は崩壊しても「信念」が残ってるのだから。
黒田海将は国防長官たちを見つめて力強く伝える。
「我々は日本へ帰国しますぞ!!」
次回へと続く。(EP60)




