メアリーとテイラーと従者イザベラ。
メイドたちは力を合わせて、主に気づかれないようにメアリーを豪邸から外に連れ出すのである、メイドたちは、なるべく主から目の届かない、募集施設を目的にした。
そして、パディントン駅を目指すべく行動に出る。
パディントン駅、ここには、とある児童文学の有名な像もある。
テイラー家の豪邸には、もはや全てのメイドが居なくなっていた、そして妻さえも、豪邸に残ってるのは、テイラーだけである、資料部屋に1人だけである。
「ふっ、娘に手を出すとは父親失格だな」
「これでは、我が友に叱られるだろうな」
テイラーのスマートフォンから音がなる。
pipipipipipipipipipipipipipipipipipipipipipi
「そろそろ時間か、行くとするか」
テイラーは机の下のスイッチ(指紋認証)を押す、暖炉が動き出して、隠し扉が現れるのである、扉を開ける。
隠し扉は妻さえもメイドさえも知らない存在である。
そしてテイラーの「真の姿」さえも。
扉を開けると螺旋階段になっていた、テイラーは階段を下りるのである。
テイラーは隠し部屋に入る、壁に掛けてある、古ぼけた本革トレンチコートを着る、トレンチコートはロングであり、まるで暗闇に溶け込めるように全身が黒色であった。
隠し部屋は薄暗く、そこには古いディスクトップパソコンが配備されていた、画質も古い、ときより白黒が混ざる、そして画面がブルースクリーンである。
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テイラー[ φα| {‡-ς | >√ⁿ | ≡-∑¤ ] |・∌ψ]
通信相手[ ∮ξψ| θ∆Ⅹ | σµζ | ∷ι∝ ] | ς‡∅]
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画質が乱れ、ある文字が打たれ始める。
ツウシンヲオエマス、コレヨリ、モクセイ……ザーー。
テイラー「そうか……これで最後の通信電波か」
「我が友よ」
テイラーはピストルを取り出して、モニターに撃ち込む、モニターは火花を散らかせながら、画面が消えるのである。
テイラーはある人物を呼び出す、螺旋階段から1人の女性が下りてくるのである。
「そのトレンチコート、久しぶりに見るねぇ」
「はは……もう時代遅れさ、イザベラ」
「イザベラ、任務だ、頼んだぞ、娘をな」
「あたいに任せな、娘とは、いつか話しなよ」
「あの子は、私を許してくれないさ……」
「秘密主義も大変だねぇ、まったくさぁ」
「まぁ〜でも、気持ちは分かるけどな、うんうん」
「で?娘さんの位置は分かるのかい?」
「今現在、パディントン駅に向かってる」
「りょ〜かい、それじゃ、行ってくるかね」
「イザベラ……後は……」
「言わなくても分かってるさ、あたいが守るよ」
イザベラは螺旋階段を上がっていく、テイラーは薄暗い部屋に1人で立ち尽くすのであった。
「我が娘よ、いつか、お前に素敵な親友が出来るだろう」
その頃……メアリーと数人のメイドたちはパディントン駅に向かっていた、後を追う、母親の姿も見てとれる。
メアリーは久しぶりの外出で、緊張してるのか、むしろ、ときめいていた。
パディントン駅は歴史がもっとも古い駅でもある、建築は1854年に開業であり、ガラス張りで出来た、アーチ屋根が特徴ある、ターミナル駅だ。
メアリーとメイドたちは電車に間に合うのであった、目指すはヒースロー空港である!
サラ「もうすぐ、電車が来ますね、メアリー様」
オリビア「忘れ物はありませんね」
メアリー「オリビア、サラ、ありがとうね!」
メアリーは2人に抱きつくのであった、そして他のメイドたちにも、メイドたちは強く抱きしめるのである。
もはや、あの「うつ病」のメアリーは消えていた、それは、生きる目標が出来たからだ。
「お嬢様!お気をつけてくださいまし!」
「何か、あれば連絡してくださいませ!」
「お嬢様、本当に立派ですよ、グスン」
メイドたちは別れの挨拶をしていた、すると、母が追いつてくるのであった、メアリーに近寄る母。
「メアリー!頑張ってくるのよ、愛してるわ!」
「ま、ママー!?わ、私も大好きだよ!」
メアリーは母親に甘えるように泣くのであった。
するとヒースロー空港行きの電車が到着する、母とメイドたちはメアリーを誘導するのであった。
メアリーは電車に乗り込む、母は泣いてしまう、メイドたちは手を振り最後まで見守るのであった。
「ママ、ごめんね、大嫌いとかいって……」
そして……イザベラの物語が始まろうとしていた!
次回へと続く。(EP41)




