平安の民と教育(5年の年月へ)
定子と殿方が睡眠冷凍ポットから目覚め、あれから5年の年月が過ぎようとしていた。
定子は四つ目エイリアンに教育を施すのである。
なかなか、伝えられない時は最終的に、接触して伝えるのである、あの「テレパシー」(心の声)である。
定子が教育を施して約5年目へと突入していた、四つ目エイリアンは料理が出来るようになっていた!炊屋部屋で3人(体)で食事をしていた。
「完全に料理」を覚えた!!
『キョウノ、リョウリハ、ドウダロウカ?』
(うむ、うむ、美味いのぅ!流石は我が君!)
定子は肉料理と野菜の炒め物に喜ぶのであった、肉は脂を取り除き、切れ目をいれてる。
野菜炒めは色々な具材を入れてある、まぁ、具材は教えない方がよいだろうと……四つ目エイリアンは考えた!
野菜の一部を見てた、殿方は……。
「こ、これ食べられるのか……ゴクリ」
「殿方、我が君の料理じゃ、食べてみよ」
恐る恐る口に入れる殿方であった、すると……。
「おお!これは、美味い!美味いぞ!!」
不思議な感触と不思議な珍味な味を味わう、2人であった。
四つ目エイリアンはいったい、何を付け加えたのか……この2人ならば「聞かぬが災い」と言うに違いない。
定子は布のような物を口に拭き取る、そしてテレパシーで伝えるのである。
(我が君と出会って、もう5年じゃな、早いのぅ)
『ジカントハ、アットイウマダ……』
(我が君は時間の話しになると、悲しい表情するのじゃ?)
『カナシイ?ヒョウジョウ……?』
(ほほ、妾の勘違いじゃよ、気にするでない)
すると定子は手を四つ目エイリアンから離すのである。そして定子は食べた終わった皿を洗う為に洗い場へと向かう。
炊屋部屋の隣の部屋に洗い場を設けていた、これは5年のうちに定子が四つ目エイリアンに頼んでいたのである。
確実に方舟は人間が住める環境になろうとしていたのである。それも全ては「娘」の為。と2人は呟く。
殿方は自分の部屋へと戻るのであった、この5年間も人間専用の部屋も設けていた、四つ目エイリアン。
四つ目エイリアンと定子は一緒に皿洗いをするのであった、不思議な光景が広がっていた……。
エイリアンが人間と一緒に皿洗い……。
「完全に皿洗い」を覚えた!!
すると定子は再度、手を四つ目エイリアンに触れる。テレパシーで本音を伝える。
(妾は、よく娘と、こうやって一緒に洗ってたのじゃ)
『ニンゲントノハ、フシギナモノダ』
(ほほ、妾も我が君が不思議でならぬ)
(しっかりと立派な男になるのじゃぞ!)
『マカセロ、ワレハ、リッパニナル』
いつの間にか、四つ目エイリアンと定子は不思議な絆で繋がっていた。
むろん、それは定子だけではない、殿方とも深い絆に結ばれていた。
それは「種族」を超えての絆なのであった。
この物語はエイリアン(妖魔)と平安の民の伝説の物語である!
では……開幕!開幕!
さらに年月は過ぎて(EP122)




