平安の民と炊屋(宇宙旅進行中)
定子と殿方は、黙々と方舟の艦内に散らかってる、不思議な箱を片付けるのである。
それは、いつか目を覚ます「娘」の為にだ。
そして、それを観察する四つ目エイリアンであった。
定子と殿方は黙々と片付けてると小腹が空いたのか、定子が四つ目エイリアンに近寄り、あのテレパシーを使う。
(そろそろ、小腹が空いたのぅ、炊屋はどこじゃ?)
『カシギヤ……?カシギヤトハ?』
(ありゃ?我が君は、炊屋も知らぬのか?)
『ワカラナイ……ドウグカ……?』
(ほほ、食事を摂る為に整える場所じゃな)
※炊屋。これはカマドで薪を燃料して調理する場所であった。
※尚、調理場と盛り付けをする所が分かれていた、食器に盛り付ける所だ。台盤所と言う。
※台盤所。現代のキッチンと言える場所。ここで調理したのを食器に載せる。
『ワカッタ!ツイテマイレ!』
四つ目エイリアンは2人を誘導するのであった、そこに向かった先は冷凍室であった、四つ目エイリアンは冷凍室の扉を開ける。
四つ目エイリアンは、冷凍室も説明した、その技術力を見た、2人はますます驚くのであった。
「凄いではないか!肉が腐らないとは!」
「殿方、この肉を使い、調理しますゆえ」
「うむ!我も手伝おう!」
殿方は変わっていた、女房の調理を手伝おうとしてるからだ。
※平安時代の貴族男性は、全ての家事を女房、または侍女に任せていた。
2人は、とにかく「炊屋」と「台盤所」に代わりそうな場所を探すのであった。
ザーズ神聖帝国に「料理」の概念などない、炊屋だったり、台盤所だったり、厨房だったり、そんな場所は設けてないのであった。
定子と殿方は調理が出来そうな施設ぽいのを探すが、なかなか見当たらない、すると定子は再度、四つ目エイリアンに近寄り、テレパシーを使う。
(ここの方舟に調理場を作ろうと思うのじゃ)
『ワカッタ!ワレモ、キョウリョク、スル!』
「協力」を覚えた!!
すると、途中で殿方も参加する、四つ目エイリアンと接触する。
(我が君にも料理の方法を教えてやれ!)
(おぉ!そうじゃな!そうじゃな!)
『リョウリ?ツクリカタ、シラナイ』
(ほほ、安心せい、我が君、教えてしんぜよう)
こうして、この方舟に「調理場」を設置する計画が立てられた!
定子は「調理場」の事を詳しく説明した、料理とは火を使い調理するのだと、カマドも説明した。
そして「料理」とは何なのかを詳しく説明してあげる、定子。
始めに四つ目エイリアンは火を使えるような道具を探すのであった、それは武器倉庫に置いてあった。
普段、四つ目エイリアンは滅多には入らない武器倉庫である。
むしろ、この宇宙空間に「敵」などいないゆえだ。
武器倉庫の中に入る、2人は「触れば災いの元」と言いながら、慎重に「火」になりそうな道具を見つける。
殿方がある物を見つけた、それは変な形をしており、スイッチみたいなものを押すと「火」が出るのであった。
定子は大いに喜ぶのであった、とにかく火さえも使えれば良い。そう思ってる定子であった。
そして次に炊屋を作る為に四つ目エイリアンは、舟体中央の部屋の物を全部通路側に放り込む、そこに火を焚けるように制作していく。
あれこれ、数時間は経過して、遂に!炊屋風の厨房が完成したのであった!大いに喜ぶ、定子と殿方。
「良いのぅ、良いのぅ、これで料理できよう」
「早速、肉を焼こうではないか!」
※平安時代の貴族階級の料理には、アワビ、伊勢海老、鯛、など魚介類も使われていた。
定子は四つ目エイリアンも調理を手伝わせるのであった!
「調理」を覚えた!!
宇宙「初」エイリアンが調理をする!!
そして、まだまだ四つ目エイリアンと2人の物語は続こうとしていた!
さらに続く。(EP120)




