宇宙旅中(地球時間軸300年分)
さらに、それから300年の年月が過ぎようとしていた、四つ目エイリアンは艦内では。
掃除、シュミレーション機での訓練、睡眠冷凍ポットの点検。
宇宙旅を始めて300年の年月が過ぎようとしていた、そして……いよいよ、今日は人間の大人が眠ってる睡眠冷凍ポットが停止する日でもあった……。
〘地球時間軸。1467年から1767年にて〙
四つ目エイリアンは貨物室にいた、睡眠冷凍ポットの停止であるからだ、つまり今日、この日、人間の大人が目を覚ます。
幼い少女の父親と母親である、そして数台の睡眠冷凍ポットがあったのたが、中の人間は既に死に絶えていた。四つ目エイリアンは救おうとしたが。
酸素のゲージと現在のゲージが合ってないのであった、つまりは不具合が出ていた。流石の四つ目エイリアンも気づかないでいた。
仕方がなく、四つ目エイリアンは、他の人間に託す事に決めたのである。
そして、いよいよ、睡眠冷凍ポットが停止する。
幼い少女の父親と母親が858年の年月を越えて起きる……。
睡眠冷凍ポットは、ゆっくりと両面(両開き)シールドが開く、すると真っ白な煙と冷たい冷気が床一面に広がるのであった。
シュープシューシューシューシュープシュー。
初めに目覚めたのは……幼い少女の母親であった、ゆっくりと目を見開き、ゆっくりと上半身を起こすのであった。
まだ、目覚めた、ばかりなのか「ボーッ」としてるようにみえる。
それを見て慌てる、四つ目エイリアン、とっさ的に物陰に隠れる!!
そして、次は別の睡眠冷凍ポットが停止する。これも、ゆっくりと両面(両開き)シールドが開く、これも同じように真っ白な煙と冷気が床一面に広がる。
先に人間の女性が、ゆっくりと睡眠冷凍ポットからゆっくり右足を出して床につける、そして片方の左足もゆっくりと出して床につける、両足とも「裸足」であった。
服装は捕獲された時に布に変えられていた、ゆえに薄い布だけであった。しかし裸ではないので、人間は安心していた。
四つ目エイリアンは隠れたまま人間の女性を見つめる、すると女性は四つ目エイリアンの方向を見て、ゆっくりと喋りだす。
「妾を助けてくださたのは、お主でございましょう?」
その若い女性は髪は長髪で垂髪と鬢削ぎ(びんそぎ)肌は他の人間よりも少し肌白い。口調は「おしとや」かに話す。
※垂髪と鬢削ぎ。簡単に言うと「現代の姫カット」平安時代、女性は髪型を楽しんでいた。
「これこれ、怖がってるようじゃな、安心せい」
何故か若い女性は恐れる事なく、話すのであった、むしろ、「人間ではない者に対して」積極的であった。
そして若い女性の横に「ヌッ」と現れたのは、先程、睡眠冷凍ポットから出てきた、もう1人の人間であった、それは幼い少女の父親であった。
その父親の男性はまるで「美男」であった。※本人が言い張る。
すると男性は「スーッ」と深呼吸して大声で叫ぶのであった。
「我は「関白、藤原時平」君の陰陽師である!」
※関白、藤原時平。平安時代前期の公卿であり、ライバルの藤原道真を失脚させた張本人である。権力を確立させた。
※陰陽師。古代日本の律令制下、中務省の「陰陽寮」に所属した官職の事である。占いや、「呪術」として活動した。実際の「仕事」である。
「汝が助けくれた事に感謝いたそう!」
「む?何故じゃ?出てこぬではないか?」
「あなたは、怖がってますぅ、お止めなさい」
「そうか!そうか!すまんだな!ははは!」
「妾は、汝を食べようなど思わぬ、出てまいれ」
すると、ゆっくりと若い女性が近づくのであった。
「ほれ、お互い名前を教えいたそうぞ」
「うぬ?もしや言葉が通じないのではないか?」
「あなた、そんな事は、ありませんわ、分かるもの」
すると……四つ目エイリアンは、何かを感じたのか、ゆっくりと、姿を現すのであった……。
今まさにエイリアンと人間の物語が始まろうとしていた!
遥か遠い地球を目指す、まだまだ258年もある。
次回!エイリアンと人間の物語の始まりである!(EP117)




